佐藤茂樹の発言 (安全保障委員会)

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○佐藤(茂)委員 それで、外務省から河野外務大臣の報告のペーパーを見ましたときに、外務大臣は、その会った方、必ず冒頭で言われていたのが、同じフレーズで言われているのが、過去の教訓を踏まえ、北朝鮮に核、ミサイルを放棄させるため、最大限の圧力を維持する必要がある、そういうことをどなたにも言われているんですね。
 今、答弁の中にもありましたが、過去の北朝鮮との対話が失敗に終わった教訓を認識として共有して対応していかなければ、同じ過ちを繰り返していくんだろうと思うんですね。
 例えば、一九九四年十月の米朝枠組み合意にしても、二〇〇五年九月の第四回六者会合共同声明の事例を見ても、これまでの北朝鮮との核交渉の経緯というのは、同様のサイクルを繰り返して結局失敗に終わって、核、ミサイルの開発の時間稼ぎだけされた、そういう結果があるわけですね。
 これは、私は、古い経験で、ちょうど二〇〇九年の麻生政権のときに、浜田防衛大臣でしたけれども、夏に北朝鮮が第二回目の核実験を行いまして、金正日政権でした。弾道ミサイルも飛ばしたんですね。
 それで、当時、政府・与党の代表として、日本の怒りをアメリカ、国連に伝えに行かなあかん、そういうことに急遽、直後なりまして、山崎拓先生と中谷元先生と、公明党から私、三人が使者として国連、ニューヨークにまず飛びまして、まずはやはり厳しい決議を決めてくれということを、当時、日本の高須大使にもお世話になって、去年亡くなられたロシアのチュルキンさんというのが安保理の議長でした。そういう方とも交渉して、結果的に、初めて、北朝鮮に対する物資に対しての貨物検査を参加国に要請する、そういう決議を決めてもらいました。
 その足で更にワシントンに飛びまして、当時、二〇〇九年というのはオバマ政権ができて間もないころだったんですよ。それで、国務省また国防総省の当局者などと話をしまして、私がどういうわけか代表してそのことを言わなあかん立場になったんですが、アメリカの歴代政権というのは、北朝鮮政策に対し失敗ばかりしておるじゃないか、そのことを私ははっきり申し上げました。
 でも、やはり政権がかわると、あそこはスタッフまでかわるので、引継ぎとかそんなものはないんですよ。だから、やはり一回一回きちっとアメリカに対して、今までのアメリカのこの二十数年間の北朝鮮政策というのは結局どういう失敗をしたのかということを、きちっとやはり一番当事者である日本や韓国が言わないとわからない部分があるんですね。
 ですから、今回、私はやはり心配するのは、今のアメリカ・トランプ政権というのが、河野外務大臣が述べられたいわゆる過去の教訓についての認識というものをどこまで共有されているとお考えなのか。外務大臣の対話されていての感覚でも結構なんですが、答弁いただければありがたいなと思うんです。

発言情報

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発言者: 佐藤茂樹

speaker_id: 30698

日付: 2018-03-22

院: 衆議院

会議名: 安全保障委員会