辻清人の発言 (外務委員会)
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○辻委員 自民党の辻清人です。引き続き、大臣所信に基づいて質問をさせていただきたいと思います。よろしくお願いします。
まず冒頭に、政治用語というか、英語で、ロング・サイド・オブ・ヒストリー、つまり時代に逆行する、そういう言葉、特にアメリカのオバマ前大統領がよく使った用語でございますが、歴史に逆行するか否か、これはその時々の政権が判断するわけではなくて、歴史が判断します。例えば、奴隷制廃止、男女平等、今では当然と思っているようなそういったものも、大変大きな抵抗に遭いながら、さまざまな過程を経て、今普遍的な価値になっているものが多いわけでございます。
私は、そういう時代を読む力、私は長年外国から日本を見てまいりましたが、個人的な感想を申し上げると、日本は、空気を読むことにはたけているけれども、時代を読むこと、もっと言えば時代をつくることに関しては、なかなかこれは近代においても難しい局面、例えばニクソン・ショック一つとってもそうですが、多々あったんじゃないかと思います。であるからこそ、それこそ昔の日本が不平等条約に苦しんでいたときに辣腕を振るった陸奥宗光元外相が、政治はアートである、サイエンスにあらずと言ったゆえんだと思います。そういった観点から、私は河野大臣に大変大きな期待を寄せております。
その観点から、短い時間でございますが、まず冒頭、中東問題に対して大臣のお考えを聞きたいと思っております。
なぜそう申し上げるかというと、私は、議員になる前から、河野大臣の中東に対する姿勢を常に関心を持って見詰めていました。特に、今回、外相に就任されてから後、河野四箇条、この中で特に私が注目しているのは、政治的プロセスに対して日本が関与するということに対して言及しているからでございます。
私は、中東問題というのは、もちろん我が国を取り巻く周辺の国際環境も大変緊張感が高まっていて大事ではございますが、中東のこの和平交渉も含めた政治的プロセスに日本が関与するということは、これは最終的には、これからの時代において、日本にとっても世界にとっても好ましい状況をつくるには不可欠だという観点を持っています。そういった観点から、河野大臣に、今までも、そして現在の、そしてこれからの中東問題に対する大臣のお考えを聞かせていただきたいと思います。