三村信男の発言 (環境委員会)
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○三村参考人 二つほど御紹介をしたいと思います。
一つは、私のお話の中で、イギリスが二〇〇八年につくったクライメート・チェンジ・アクトの話ですけれども、その中に、五年ごとに見直すという条項があるのを最初に見たときに非常に衝撃を受けまして、こういうことを考える人がいるのかと思いました。
実際には、第一回目の予測が二〇一〇年よりも少し後に出たと思いますけれども、それが行われて、イギリスに対する影響はこんなふうになりますということが出た、その一年後に、今度はそれに対する適応の計画が発表された。それから五年後に、今、第二回目の影響の予測がされている。
第一回目は、出てきたものを見ると、イギリスも非常に高度な研究力を持っていますけれども、この程度の予測でやろうとしているのかというようなものだった、ちょっとこれは余りそれが記録に残るとよくないかもしれませんが、そういう感じだったんですが、二回目になるとすごく進むんですね。
ですから、そういうふうに、やはりそういう仕組みがあること自体が科学研究を進めるし、その認識が政策に反映する。ですから、この五年ごとに見直して対応を考えていくという方法というのは、スキームとして非常に重要なのではないか。
もう一つ、ユネスコの会議に出たときに、ヨーロッパ諸国は、そういうことをみんながやるんだったらば、各国が持っている気候情報を同じフォーマットにして共有して、どの国の人も、どの地域でも見られるようにしようじゃないか、そういうプロジェクトを始めているという話がありました。
ですから、そういう情報の共有を、今、国内では国立環境研究所のプラットフォームでやっているということですけれども、先ほど対外支援、途上国支援の話もありましたが、アジア全体でそういうものを考えるとか、そのような形にしていくということも重要なことなのではないかというふうに思います。