三村信男の発言 (環境委員会)
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○三村参考人 ありがとうございました。
きょうお配りしました資料の、下に四ページと書いてあるページをちょっと開いていただけますでしょうか。時間の関係で説明を省かせていただいた部分ですけれども、緩和策と適応策の役割ということが書いてあります。
このグラフは、将来、気候変動が大きくなって、人間社会の方の対応能力が必ずしも人口減少とかあるいは高齢化などによって伸びない、そうするとギャップが開いて影響が大きくなるんじゃないか、そういうことを描いた図なんですけれども、緩和策の役割は気候変動の方を下げること、適応策の方は対応能力を高めて影響を最小化する、非常に単純化した図であります。
今、緩和策と適応策が車の両輪というように言われていて、まさにそのとおりだと思うんですけれども、IPCCの第五次報告書の中ではその認識を一歩進める認識になっていると私は思っておりまして、その四ページの一番下の黄色いところに、「人間社会と環境が適応できる範囲に温暖化、気候変動を抑制することが緩和策の目的」だと。つまり、ずっと、緩和策が仮に失敗しても、どんな状態になっても適応できるんだということではないわけで、我々がどのレベルであれば物理的、社会的あるいは経済的に適応可能なのか、そういうことを超えないように、それより下にということが緩和の目的になるということであります。
ですから、そういう構図をしっかり理解して、適応と緩和の役割分担、バランスをしっかりとるということが非常に重要なのではないかというふうに思います。
具体的な方法はいろいろあると思いますし、時間がちょっとありませんので、基本的な考え方はそういうふうに考えているということを申し上げたいと思います。