黒田東彦の発言 (議院運営委員会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○黒田参考人 先ほど来申し上げておりますとおり、我が国の物価というのはまだ、現状、弱目の動きが続いているわけですけれども、他方で、二%へ向けたモメンタムはしっかりと維持されているのではないか。
これは、毎回の金融政策決定会合で議論いたしまして、本当にモメンタムが維持されているかどうか、そして、その先行きの物価の見通しはどうかということは議論しているわけでございますが、その中でも、特にマクロ的な需給ギャップが改善を続けておる、それから、その中で、やはり企業の価格設定あるいは賃金設定スタンスも次第に積極化していき、中期的な予想物価上昇率も着実に上昇していくというふうに見ておりまして、消費者物価の前年比が二%に向けて上昇を高めていくというふうに考えております。
具体的な二%に達する時期については、展望レポート等でも示しておりますとおり、二〇一九年度ころになる、その可能性が高いというふうに見ております。
なお、これも毎回の金融政策決定会合で議論しているわけですけれども、二%へ向けてのモメンタムが維持されているかどうかということを十分に分析して、必要があれば、金融政策の調整も行うということであります。
今のところは、二%へ向けて着実に進んでいっている、そういうモメンタムが維持されているということなので、現在の量的・質的金融緩和の枠組みのもとでの金融政策、特に金融市場の調整方針というものを維持していく。
ただ、それは、かたくなに、今の短期政策金利マイナス〇・一%、十年物国債の誘導目標ゼロ%程度というものを一切変更しないということではなくて、むしろ、必要あらば、さらなる緩和も検討する必要があろうというふうに思っております。