富田茂之の発言 (経済産業委員会)

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○富田委員 ガイザースに視察した際、ガイザースの技術研究員の方が、自分はラルデレロでも働いていたことがあると。イタリアの最古の地熱発電所です。そういう人的交流もしていかないと、せっかくの経験、知見というのは生かせないと思いますので、今部長が答えられたのに加えて、そういった点もぜひ検討していただきたいというふうに思います。
 最後に、系統運用問題について大臣にお尋ねしたいというふうに思います。
 世耕大臣は、所信におきまして、「再生可能エネルギーについては、最大限の導入と国民負担の抑制を両立するため、コスト低減の取組を強化するとともに、既存系統を最大限に活用するための運用の見直しやルールの明確化を進めてまいります。」と表明されました。この発言は、私は大変重要な発言だというふうに思うんですね。
 大手電力会社による系統容量の占有が再エネの導入を阻害しているという主張を、今多くのメディアが発信しております。他方、利用率のみで空き容量があるかのような論調は誤っているという御指摘もあります。まあ、どちらも正しいんだろうなと思うんですが。
 そんな中、先日、私の友人から、今資料四で皆さんのお手元にお配りしております、安田陽京都大学大学院特任教授が書かれました「送電線は行列のできるガラガラのそば屋さん?」という書籍が送られてきました。これですけれども、なかなかデータ分析をきちんとされて、私、文系出身の人間にはなかなか理解しにくいんですが、それでも本当に一つ一つきちんと書かれておりました。
 この本に関しては、実は、三月十二日付の毎日新聞「風知草」におきまして、山田孝男特別編集委員が大変わかりやすくまとめてくれておりました。こんなふうに山田さんは言われています。
 安田さんは、膨大な公開資料を読み解き、電力会社が満杯と主張する送電線の平均利用率が実は二〇%未満だと指摘した、送電線は一つのルートに二回線ある、一方を塞がれれば電力会社は満杯だと説明する、落雷や台風などでショートした場合に備え、他方を残しておくという考え方である、だが、国際水準から見て厳格過ぎる、もう少し柔軟にできないかというのがこの安田さんの、それが最終的な結論だと。かなり詳しくそういったところを書いていただいておりました。
 この安田さんの本の中でも実は指摘があったんですが、一月二十四日に開催されました、経済産業省のもとの再生可能エネルギー大量導入・次世代電力ネットワーク小委員会の第二回会合におきまして、グローバルスタンダードを俯瞰しつつ、欧米では実施していない取組であっても、こうすれば実現できるという視点に立って、日本独自の日本版コネクト・アンド・マネージの実現に向けた検討を行うという議論がされた。コネクト・アンド・マネージというのは、その名のとおり、まず接続、コネクトを許可して、その後、運用面で管理、マネージするという方法だというふうに説明されています。安田さんもそういう方向に進むべきだというふうにこの本の中で指摘されているんですね。
 こういう議論が開始されたということを踏まえて、大臣は今後、この系統運用の見直しやルールの明確化にどのように取り組んでいかれるんでしょうか。

発言情報

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発言者: 富田茂之

speaker_id: 30144

日付: 2018-03-28

院: 衆議院

会議名: 経済産業委員会