更田豊志の発言 (原子力問題調査特別委員会)

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○更田政府特別補佐人 お答えいたします。
 私は、昨年九月に新たに委員長に着任をいたしまして、一貫してまず最初に申し上げていることは、初心を忘れないということであります。
 先生に御指摘もいただきました原子力規制委員会は、福島第一原子力発電所事故に対する厳しい反省と、さまざまな意味で得た教訓、それから後悔と言っていいようなものも含めてですけれども、そのときの緊張感、意識が何よりも大切な組織であります。
 そのために、独立性を守り、推進や商業的な利害等々にとらわれることなく、国民の健康とそれから環境を守るという使命を果たすために、独立した組織としての使命を果たしていくことが何より重要であろうと思っておりますし、さらに、やはり信頼を得るためには、高い透明性を維持し続けることが非常に重要であろうと思っています。
 幾つも考えなければならない重要な要素はありますけれども、反省の中には、組織的なもの、また人的なものも多くあるのは事実です。旧規制組織が、推進母体と分離をされていなくて、いわゆる利益相反関係のようなものも生みやすい構造に置かれていた。これに対する厳しい反省は国会でも御議論いただいて、それが原子力規制委員会の設置に結びついていると思っております。
 また、継続的な改善というのも、概念としてだけ捉えられていて、実施されることなく事故に至ってしまった。私たちは、継続的改善というのは最も重要な要素の一つとして、今後とも、慢心に陥ることなく、原子力発電施設、発電所のみならず全ての原子力関連施設に、また放射性同位元素等の利用に関して、規制の一層の充実、安全対策の継続的な改善に取り組んでまいりたいと考えております。
 田中委員長の五年間に関して申し上げます。
 なかなか難しい時期だっただろうと思います。組織が発足するときには、そのときの打ち出す方針の小さな誤りが大きな結果となってあらわれてしまうことがあり、大変難しい時期であったと思いますけれども、私は、田中委員長は、豊富な経験に基づいて、非常に、私が申し上げるのはちょっと口幅ったいですけれども、見事な仕事をされたと私は思っておりますし、何よりも、田中委員長の持っておられた精神こそ、何物にもとらわれず安全を第一に考えるのだ、それから、福島のことを決して忘れない、この精神はまことに立派なものであったと考えておりますし、私たちはぜひそれを受け継いでいかなければならない、そのように考えております。

発言情報

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発言者: 更田豊志

speaker_id: 21642

日付: 2018-05-17

院: 衆議院

会議名: 原子力問題調査特別委員会