更田豊志の発言 (原子力問題調査特別委員会)
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○更田政府特別補佐人 お答えいたします。
田中俊一前委員長のリーダーシップのもとで、原子力規制委員会、規制庁は一定の仕事ができたというふうに思っております。新規制基準の策定、それに続く審査、それから安全性向上のための制度など、さまざまな仕事に取り組み、一定の仕事ができたと思っています。
一方で、初めの五年間にはない難しさが二つ目の五年間にはあると思っております。人間はどうしても忘れやすい存在で、やはり、時間がたつとともに妥協したいという気持ちが生まれます。それから、先ほど申し上げましたけれども、職員の多くは、この五年半にわたって、一人一人が非常に大きな責任と業務量を抱えて仕事をしてきております。こういった中で、人はどうしても、妥協したい、あるいは大きな負荷から逃れたいという気持ちを持ってしまうのが実際のところだと思います。そこで、過剰な業務負担等々を避けつつ、緊張感を維持しながら組織を保つということは、時間がたてばたつほど難しい側面はあるというふうには思っております。
安全の追求に終わりはないという初心を忘れないということ、これは、またかと言われるかもしれないですけれども、ずっと言い続けていかなければならないことだというふうに私は思っております。
現在それから近い将来に私たちが狙っているといいますか、課題として捉えているものですけれども、一つは、前国会でお認めいただいた検査制度の改革につきまして、これを軌道に乗せること。しかしながら、検査制度は、検査は制度だけで高いレベルが実現できるものではなくて、規制当局並びに事業者双方の努力によってきちんと軌道に乗るものですので、検査を軌道に乗せる、新しい検査の改革を進めるということは非常に大きな課題であろうというふうに思っております。
もう一つは、安全性向上のための取組でありますが、これは、制度そのものは最初の五年間で整えたわけでありますけれども、これもいまだまだ始まったばかりでありまして、事業者における安全性向上のための取組それから危険を捉える意識といったものの向上につきましては、二つ目の五年間で特に重点を置いて取り組んでまいりたいというふうに考えております。