大西健介の発言 (厚生労働委員会)
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○大西(健)委員 岡本委員が前回の質疑で重なっているということを明らかにしました。それから、今私は緩いという話をしましたけれども、いずれにしろ、共通するのは、今回、労働時間の上限規制をつくるにもかかわらず、一方で例外の穴をあけるんです。一つの拡大の方は穴を広げるのはやめたけれども、でも、それよりももっと危険な高プロの方は残すというのは、私はこれはやはり整合性がとれないんじゃないかというふうに思います。
こういう高プロがだめだというのは、過労死遺族、家族の会の皆さんはもちろんですし、我々野党も反対をしています。連合さんも反対しています。ただ、政権に近い方も、これはおかしいんじゃないかということを言っておられる方がいらっしゃるんですね。
安倍総理肝いりの産業競争力会議の民間議員を務められているワーク・ライフバランス社の社長の小室淑恵さん、この方はほかにもたくさんの政府の委員会の委員をやられていますけれども、資料の次のページ、小室さんが書かれたコラムです。これは非常に私はいいことが書いてあるというふうに思うので、一部読ませていただきたいんですけれども、線を引いてある部分です。
「日本の職場に高プロ制度を導入すれば大きな問題が生じるということを、私は九百社の働き方改革をコンサルティングして実感している。日本企業の管理職の大半は「上から降ってきた仕事」に優先順位をつけて取捨選択したり、期日交渉したりということをほとんどせず、部下にどんどん振ってしまう。そうした職場で、一部の「高度人材」だけ労働時間の管理から外したら、これ幸いと難易度の高い仕事だけでなく、他の社員に割り振り切れなかった仕事をその高度人材にのせてしまう。結果、高度人材ほど長時間労働に陥り」、ちょっと飛ばしまして、「今回、設定される残業時間の上限は単月百時間であり、これは生死を分けるギリギリのラインに過ぎず、抜け道をセットで作る必要はない。一部の人材は死んでもいいということは決してないはずだ。」
私、これは全くそのとおりだと思うんですね。それで、小室さんは、結論として何を言っておられるかというと、高プロは別にもういいじゃん、高プロ抜きで労働時間の上限規制を成立させることが急務だ、こういうふうに主張されているんですよ。我々も、高プロを落としていただければ、すぐにでも、まあ、すぐにでもというのは、ちょっと、私の権限だけじゃないので言えないんですけれども、賛成できるんですよ。
ですから、私、このまさに産業競争力会議の議員でもある小室さんが言っていること、これはごもっともだというふうに思うんですけれども、大臣、これを見ていただいて、どのように思われますでしょうか。