赤羽一嘉の発言 (国土交通委員会)

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○赤羽委員 公明党の赤羽一嘉でございます。
 まず、四名の参考人の方々におかれましては、本日、大変お忙しい中、足をお運びいただきまして、また、貴重な御意見をいただきましたこと、心から感謝を申し上げたいと思います。本当にありがとうございます。
 また、私は公明党のバリアフリー法に関するプロジェクトチームの座長を務めておりまして、今回の大きな法改正に際しまして、きょう御出席の障害者団体の皆様を始め、多くの障害者団体の皆様から貴重な御意見、御指導いただきましたことも、重ねて感謝を申し上げたいと思います。
 また、先ほど、盛山さんが交通バリアフリー法のときの運輸省の担当課長さんだったというお話がありました。そのとき私、実は運輸委員会の公明党の理事を務めておりまして、かれこれもう二十五年近くかかわっているわけでございますが、当時はエレベーターがある駅というのはほとんどなかったんです。わざわざ、あるというと見に行きました、視察に。そうすると、押しなべて、大変不便な、一番端に、また、申しわけ程度の小さなエレベーターがついているというのが常でした。電動型の大きな車椅子じゃ乗れないんじゃないかというようなこととか、動線なんかも全く考えていない。言葉が悪いんですけれども、つけてやっているんだから、少々使い勝手が悪くても四の五の言うな、それは勝手に私が思っているんだけれども、そうした施設でしかなかった。それだけ大変おくれている状況であった。
 当時、バリアフリーという言葉自体もほとんどわからずに、よく私、地元の国政報告で、バリアフリーというのはどういう意味かみたいなことを説明していたことも思いました。
 三星参考人がそのときの参考人としてもおいでいただいたということでございますが、そのときに参考人で来ていただいた障害者のお一人の方に親しく御指導いただいたときに言われたことは、例えば新幹線に乗るときにどれだけ不便なのか。前日までに電話をして、乗車時間の三十分以上とか一時間前に到着をして、その手続上の煩わしさはあるんだけれども、それ以上につらいことは、行くと、車椅子を六人ぐらいの駅員さんで急な階段を運んでくれる。しかし赤羽さん、そのときに周りの乗降客の皆さんからじろじろ見られる。そうした視線が一番つらいんだ。
 私は、ですからバリアフリーの社会づくりというのを進めていく上で、まさに障害を持たれている皆さん方の人としての尊厳というのをどれだけ大切にできるのかということと、障害者の皆さんのための政策ではなくて、障害者、高齢者、乳飲み子を抱えているお母さんたち、そして全ての健常者、我々だっていつ障害を持つかわかりませんし、確実に高齢者にはなるわけでありますし、そうしたことを捉まえて、ある人のためのということではなくて、普遍的な政策、バリアフリーの社会づくりが当たり前の世の中にしていくという決意で取り組んできたつもりでございます。
 我々公明党は、こうした考えに基づいて当時から実はバリアフリーのプロジェクトチームというのをつくっておりまして、誰もが共生できる社会を目指して取り組んでまいりました。先ほどお話にありました二〇〇〇年の交通バリアフリー法の制定、また、二〇〇六年にハートビル法と合体した新バリアフリー法の制定、そして、先ほど盛山先生からの御紹介もありましたが、予算のあり方も、国と地方自治体からの補助制度も創設してさまざまなことをやった。
 今はまだまだ地方がおくれているという指摘もありますが、ある意味では、この約二十年間で我が国は、駅にエレベーター等のバリアフリー施設があるのが当たり前の社会へと大きく変わってきた。社会の常識を大きく変えることができたという意味では、私、この法律ができたことというのは大変大きな成果だったのではないか、そうした御評価は先ほどの陳述で皆さん一様に述べていただいたということは感謝しているわけでございます。
 ただ、この中でやや反省もしたり、今回もバリアフリーのプロジェクトチームで現場視察をさせていただいた中で、古い駅施設にどう動線を確保するかというと、ややもすると、障害者の皆さんと健常者とは別々に施設整備をしてきてしまったのではないかという反省もあるわけです。
 いろいろなバリアフリー施設へ行きますと、往々にして、障害者の皆さんだけは別のルート、遠回りとか、長時間待たされてしまうとか、隔離された席になるとか、異なる乗り物にといったぐあいに、障害者の皆さんと健常者とを分けて整備されてしまったということは、これは今後の法改正を機に見直さなければいけないのではないかと。
 障害者と健常者を分け隔てないインクルーシブな社会づくりこそ、真の意味での共生社会の実現というふうに私は考えておりますが、この点について、きょう、障害者団体を代表をされて来られたお二人の、竹下参考人と佐藤参考人から御意見を、現場を歩かれての実感に基づいた御意見を頂戴したいと思います。

発言情報

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発言者: 赤羽一嘉

speaker_id: 22425

日付: 2018-04-13

院: 衆議院

会議名: 国土交通委員会