麻生太郎の発言 (財務金融委員会)
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○麻生国務大臣 これは、経営者の立場とすれば、海江田先生、なかなか難しいところでして、賞与なら上げるけれども、基本給の、いわゆる本体を上げていくというのは、一回上げたら下げられないということになりますと、なかなかそこのところは踏み込めなかったのがこの二十年間の経営者の姿勢なんだと思うんですね。しかも、デフレが続いていましたから。
幸いにして、この五年間、流れが随分変わってきましたので、今でも、上がった上がったと言いながら、いわゆる基本的なところよりは、賞与と足して二%ぐらいの形のところで上がってきていますから、そういった意味では、なかなか一回上げたものはまた下げられないという前提に立ったときに、ベースを上げるというのは、かなりみんな腰が引けてくるというのが多分経営者側の感じだと思いますが。
それでも、賞与と足して上がれば、給与としてはそれなりに上がる形になりますので、私どもとしては、やはり賞与を含めてこういったものを上げていただくというためには、これまでに、平成二十四年度からの比較ではなくて前年度からという形にさせていただいたのも、そういったことを考えておりますので、少なくとも、形としては上げやすいという形になっているし、それは、もらう方の、いわゆる所得者、給与を受け取る側の方にとりましても、全然上がらないに比べれば、少なくとも三%というものは、トータルで上がれば、それはそれなりのメリットもあろうと思いますし。
給与ではなくて賞与で上がってくると、それだけ使うというのに関しましては、これはボーナスで入ってくるのと給与で入ってくるのは何となく気分も違いますので、そういった意味では、消費につながりやすいという点も含めて考えておかないかぬところだと思って、給与が上がっても、女房が持っていくだけで、大体自分の手元には入らぬのだと言ったあるサラリーマンの方がおられたのが非常に印象的だったんですが、賞与で入ってくるとまだだけれどもなと言われたのが、私もそうだろうなという感じはわかります。