太田昌孝の発言 (地方創生に関する特別委員会)
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○太田(昌)委員 公明党、北陸信越ブロック選出の太田昌孝でございます。
これまで地方議員として、ずっとこうした地方創生へかかわらせていただいてまいりました。今回、このような形でこの委員会で質問をさせていただくことを、大臣、また委員長始め先輩の議員皆様方に感謝を申し上げ、質問をさせていただきたいというふうに思います。
本日、地域における大学の振興及び若者の雇用機会の創出による若者の修学及び就業の促進に関する法律案並びに地域再生法の一部を改正する法律案の二法案、これにつきまして一括しての質疑ということでさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
これまで、地方創生ということでございますが、総理大臣が本部長、地方創生担当大臣、官房長官を副本部長、全ての国務大臣を本部員とするまち・ひと・しごと創生本部、また、関連の国務大臣及び民間の有識者を議員とするまち・ひと・しごと創生会議を設置するなど、まことに重厚な体制で取り組んでいただいております。
平成二十六年に公布、施行いたしましたまち・ひと・しごと創生法とともに、同年十二月には閣議決定をいたしましたまち・ひと・しごと創生長期ビジョン、まち・ひと・しごと総合戦略のもとに、各地方自治体におきましても、地方人口ビジョン並びに五カ年の地方版総合戦略を策定いたしました。地方としても、これまで特段に推進をしてきたと承知をしております。
ただ、そうした決定の現場におりましても、この地方創生ということ、私自身も正直、隔靴掻痒の部分が大変多く感じられるところでもあります。
三十一年を目標としました、私も長野県出身でございますが、長野県の人口定着・確かな暮らし実現総合戦略というような形で行っておりますけれども、特殊出生率も、目標は、再来年度というと三十一年度ということになりますが、一・六八を目指していますが、なかなかそこまで至っていないということ、あるいは、先週金曜日には、同じ長野県の先輩議員でありますお二方、下条先生、それから、済みません、御質問されましたけれども、社会増についてもなかなか増に至っていないというような状況がある。
ただ一方で、大変に期待の持てるデータもあるわけでございまして、長野県においては大変に有名なんですけれども、下條村というところがございます。ここは大変に有名なんですけれども、全国が、これは二十六年のデータでございますけれども、合計特殊出生率が一・四二に対して二・〇三人と、大変に努力をされてこられた。
ただ、これにつきましても、突然こういう数字が出たわけではございませんで、それまでにやはり、村長が就任されて以来、大変な御努力をされて、現実には、行政改革、職員数も他の町村に比べたら大変に少ない中で行ってきた、あるいは、下水道の整備なんかも合併浄化槽みたいな形で大変安価な形でやる中で、財源を生み出し、その分を子育て支援に振り分けてきたというような御努力をされてきたわけであります。
結果としてただいきなりこれがふえたわけではないというようなことの中で、こうした事例というのは大変に参考になることかなというふうには私は思っております。
ただし、これもやはり残念ながら一部にとどまっておりまして、全体的な部分ではまだまだ、もう一歩二歩努力をしなきゃいけないというような思いがあるわけでございます。
もう一つ、きょうまさに大学のことについても御質問するわけですけれども、長野県というのは、全国で地元の高校生が地元の大学に進学する率というのがワースト一位になってしまいまして、一四%しか地元から進学しないんですね。ですから、実は、これまであった長野県立短期大学というのを長野県立大学というような形で認可をいただきまして、この四月に改めて開学をして、今まさにこの四月一日の開学に向けてスタートを切ったというところでもございます。
ただ、まだこうした努力が地元への定着に結びつくかどうかということ、まだまだこれからちょっと検証が必要なのかなというふうにも思っております。
そんな自分自身の問題意識の中で、これまで取り組んでこられました、こうしたさまざまな地方創生の諸施策につきまして、その評価、またその実績について御説明をいただきたいと思います。また、あわせまして、今後の取組の方針、特に今回提案いただきました二法案の提出に至りました背景についてもお尋ねをしたいと思います。よろしくお願いします。