石井啓一の発言 (内閣委員会)
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○石井国務大臣 米国のアトランティックシティーにおきましては、二〇一四年及び二〇一六年に一部のカジノ事業者の撤退が見られ、その結果、二〇一三年の十二施設から二〇一六年末時点で七施設に減少したと承知をしております。
その要因としましては、二〇〇六年以降、近隣のペンシルベニア州においてカジノが開業したこと等により過当競争に陥り、シェアが奪われた結果、カジノ売上げが大きく減少したこと、主な市場と想定されるニューヨーク等からのアクセスが容易でない等立地条件が悪いこと、諸施設が海外観光客を呼び込む国際競争力を有する規模や内容とは必ずしも言えないこと、カジノを中心とした集客に頼っていたこと等が考えられます。
これらの施設は、IR推進法及びIR整備法案の目的とされております、国際競争力の高い滞在型観光を実現するために整備される我が国におけるIRとは、スケールとクオリティーにおいて必ずしも同じものではないと考えております。
また、東アジアにおきましては、例えばマカオにおけるカジノ売上げは二〇一七年に対前年比で約一九%増加、シンガポールにおけるカジノ売上げは二〇一七年に対前年比で約一四%増加するなど、カジノ産業全体として見れば、引き続き復調又は拡大傾向にあると聞いております。
我が国の日本型IRにおきましては、日本各地に存在している豊かな自然、固有の歴史、文化、伝統、食などの魅力を生かしつつ、これらを更に磨き上げ、IR施設全体として、これまでにないスケールとクオリティーで魅力を発信することで、後発であっても、これまでの他国のIRにはない独自性と高い国際競争力を有し、幅広く世界じゅうの観光客を引きつけることを目指しております。また、魅力ある多種多様な観光資源が数多く立地する我が国の潜在的な市場規模は非常に大きいと考えられております。
さらに、IR区域への来訪客に日本各地の魅力を発信し、かつチケット手配などを通じて全国各地に送り出す送客機能を持たせることにより、IRが世界と日本の各地とをつなぐ交流のハブとなり、日本全体の経済成長につながると考えております。