平野博文の発言 (文部科学委員会)
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○平野委員 まさに今、大臣から御答弁いただきましたが、研究者のレベルではいろいろ考えているわけでありますが、ただ、世の中には、AIということがどういうことかわからないにもかかわらず、AIという言葉があふれ返っているわけですよ。
あふれ返るということは、何をもってAIと言っているんだということがベーシックなところでわからずに、これはAIなんだ、これはAIなんだ、こういうことを言い続けているわけでありますし、やはり政府としても、これは非常に大事だ、こういうことを認識しておられるわけですが、政府が認識するという前提となる政策については、政府が明確にやはり打ち出していかなければ、どっちを向いておるのかよくわからぬ、こういうことにもなりかねないと思いますので、今、大臣がおっしゃられたような、今まだ、広義の意味あるいは狭義の意味を含めて、これがAIなんだというところまで絞り込めていない、したがって、大きな投網を打っているんだ、こういう認識だというふうに理解をいたしました。
しかし、一方では、世界の流れを見てみますと、私、本当に我が国のAIの研究というのは世界のレベルではどういうレベルに行っているんだ、こういう視点も大事だと思うんですね。
これは、データで少しとってみましたら、イノベーションロードマップ二〇三〇、日本の革新力、こういうことがありまして、定義がわからないので何とも言えませんが、人工知能の国別論文数というデータがありまして、二〇〇〇年には日本は第三位でしたよ。アメリカ、英国に次いで第三位でしたよ。二〇二〇年、二〇三〇年、こういうところへ行きますと、随分日本が落ちまして、今、二〇二〇年ベースで見ましても、米国、中国、インド、英国、ドイツ、フランス、日本、こういう部分で米、中、インドが世界の三強になっている、いわゆる論文数という指標だけしかありませんが。
そういう視点から見ますと、今、AIの研究開発の中心というのはやはりIT企業を中心としてやっておる、これが米国の実態であります。一方、今では中国も大きく存在感を示している、こういうことであります。
二〇〇〇年にはやはり世界の第三位だったのがどんどんと落ちていっている、こういうことでありますが、今なお、世界のトップランナーにあるというふうに大臣は認識されていますか。論文数ではどんどん落ちていっていますが、現実、日本のAIに対する研究のレベル、これは二〇〇〇年代と同じ状態で維持しているというふうに認識されていますか。大臣の見解を求めます。