小野寺五典の発言 (予算委員会)
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○小野寺国務大臣 今回のイラクの日報問題ですが、実は昨年、南スーダンの日報問題で、国会からも厳しい御指摘をいただきました。
実は、その反省をもとに、自衛隊が海外で活動する日報というものは、この際、防衛省の統合幕僚の方で全部集めて、そしてしっかり管理しようということで、過去にもさかのぼって、とにかく日報というものをみんなよこせということで、集める作業をしておりました。
その集める作業をしている中で、ことし、これは私に来たのが三月三十一日でありますが、昨年、イラクの日報が、国会では、ないと当時の稲田大臣が答弁していましたが、それが実は資料として見つかったという報告がありました。
私としては、直ちに確認をした上で、これはやはり、イラクの日報だから、速やかに開示、不開示の手続をして公表せよということで、四月二日に公表し、最終的には約一万五千ページの日報ということになりました。
ただ、その際、なぜ去年、稲田大臣の要請に対して、ないと答えていたのか、どうしてことし見つかったのかということ、これを確認しましたら、実は、先ほど言った陸上自衛隊の研究本部では、昨年、一年前の三月に既に確認をしていたんだ、ですが、それを報告していなかったということがわかりました。
もしこれが意図的であれば、これは大変な問題になります。ということで、ここを特にしっかり調べるようにということで、大野大臣政務官に調査チームをつくっていただき、そしてまた、その補佐に、元高等検の検事総長をされた上田弁護士さんに入っていただいて、第三者的な目でしっかり、本当に隠蔽がなかったのかということを、かなり疑いを持って調べてもらいました。
延べ三十四回の調査を行い、当事者からの聞き取り、現地調査、それをそれぞれ丹念に行って、最終的に報告をいただきましたが、結果として、実は、その原因としまして、当時の稲田大臣の再探索指示を事務方が組織の隅々まで行き渡らせることができなかった、あるいは、当時の陸自研究本部におけるふだんからの意思疎通が不十分であり、行政文書の管理や情報公開への対応において不適切な事務作業が行われたということ、このようなことが明らかになりました。
上田弁護士も、この調査報告というのは妥当なものである、ただし、やはり意思疎通がしっかりされていないということは大きな問題だということだというふうに御指摘をいただきました。
私どもとしては、たとえ今回の事案が、意図的、組織的な行為があったということが確認されないとしても、やはり防衛省・自衛隊は実力組織でありますので、私どもとして、大臣の指示が末端の部隊までしっかり行き届くこと、そしてまた末端の部隊からしっかり報告が上がること、この基本動作ができていなければ、これは防衛省・自衛隊として国民の負託に応えることができない重大な問題だと思っております。
現在、再発防止策をしっかりと対応するとともに、この事案に携わった事務次官以下十七名を処分させていただきました。