河野太郎の発言 (外交防衛委員会)
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○国務大臣(河野太郎君) 最近のアジアの情勢というのは安全保障を中心に深刻化していると言ってよろしいかと思いますが、このアジアの安全保障問題に対処するためには、ヨーロッパを含めた国際社会に、広くこうした北朝鮮問題を始め関心、関与を喚起する必要があるというふうに思っております。特に、基本的価値観を共有する日本、アメリカ、ヨーロッパ、こうした国々のネットワークを強化していくことが必要だというのが一つ目でございます。また、戦後の経済発展を支えてきたリベラルな国際秩序、法の支配に基づいた国際秩序を維持していくためには国際社会全体で負担を分かち合う必要があり、こうした観点からでも日本とヨーロッパの協力というのが今後重要になってくると考えております。
こうした大きな構図の中で日本とNATOの協力も進めてきているものでございまして、私も、昨年の十月、来日されたストルテンベルグNATO事務総長と会談をし、北朝鮮問題あるいはテロ、サイバーといった国際的な問題に日本とNATOが協力していく必要性がある、重要性があるという認識で一致をいたしました。
NATOは、協調的安全保障という考えの下、NATO域外の国々とのパートナーシップも発展をさせてきておりまして、今、日本を含む四十一か国のパートナーのうち二十九か国が政府代表部を設置をしております。
今まで、日本は、外務大臣の職務命令で駐ベルギー大使をNATOに対する我が国の代表として任命をし、NATO側に通知をしてまいりました。今回、この法改正をお認めいただいて代表部の新設を認めることができれば、ベルギー大使が兼ねる形でNATOに今度は正式に接受される外交使節として受け入れられるということになります。この結果、日本のプレゼンスが強化され、それを通じて、NATO加盟国、NATO事務局あるいはパートナー国の代表部の長との意思疎通が円滑に行われ、職務の執行がより効果的になるというふうに期待をしているところでございます。