杉久武の発言 (外交防衛委員会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○杉久武君 大臣への報告が遅れたという事実、これはシビリアンコントロールの観点から見てあってはならないことだというふうに思います。むしろ、即座に報告していれば、事態がここまで悪化し防衛省や自衛隊への信頼を損なうことはなかったのではないかと、このように指摘せざるを得ません。
その上で、私から一つ要求したいのが、本日もまた防衛省から日報の発見の報告書類をいただいておりますが、委員の皆様も御承知のとおり、その説明文書はたった一枚の文書でございます。しかも、書いている内容が正直ぼやっとしていてよく分からないと。私たちがこの問題を本日ある程度知ることができるようになったのは、メディア報道とそして今各委員からの質問に対する防衛省からの口頭による答弁だけであります。文書管理も問題なのに、その説明文書さえなっていないと、これを厳しく言わざるを得ません。防衛省が今回の問題に対して真相究明を真摯に対応するのであれば、きちんと時系列で文書を作成し、公表すべきと考えますので、これは防衛省に要求をしておきたいと思います。
その上で、本件について指摘をさせていただきますが、まず一つは、結局のところ、日報が今頃になって出てくるということは、今までの探索が不十分であった上に、行政文書の保管や管理体制、そして報告体制さえもが今もなおずさんであると言わざるを得ません。そしてもう一つは、日報を発見しても大臣の公表まで大幅な遅れが生じた。しかも、後手後手の対応に終始した結果、事態は深刻な状況でございます。しかも、まだ今後何か出てくるか、正直分からない。その結果、隠蔽しようとしたのではないか、また、まだ何か隠しているのではないかといった拭い難い疑念を更に深め、防衛省・自衛隊の信頼をいや応なしに損ねる事態に陥っている、私はこのように考えております。
そこで、今日は大臣に一つ御提案というか要請をさせていただきたいと思いますけれども、やはりこういった組織の問題については、私も長年公認会計士で、ちょっと分野は違いますけれども、上場企業の組織と組織の内部統制というものを長らく見てまいりました。そういった中で、幾ら組織の管理体制や仕組みを、これは組織の内部統制の設計と呼ばれる部分でありますけれども、これをどれだけ良く、いいものをつくったとしても、やはりそれを運用していく一人一人の意識が変わっていかなければ、これ組織風土とか統制環境とか、こういう、専門的には言いますけれども、こういったところがやっぱり変わっていかなければいけません。そのためには、やはり大臣の強いリーダーシップによるトップダウンによる組織改革というものが必要になってくるんではないかと、このように考えております。
その上で、防衛大臣にお伺いをいたします。
本件については、今後とも、真相究明そして説明責任を果たすことは当然ではありますけれども、同時に大切なことは、二度とこのような事態を起こさないという、そういう組織体制の構築でございます。
そこで、今申し上げました内部統制の抜本的な整備が不可欠と考えますし、これはトップダウンでなければできません。小野寺大臣にその責任を果たすと、小野寺大臣に是非その責任を果たしていただきたいと思いますが、防衛大臣の御見解を伺います。