猪口邦子の発言 (外交防衛委員会)

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○猪口邦子君 それでは、多国間条約二件につきまして質問させていただきます。
 国際社会の発展、これは日々の外交努力あるいは経済活動、市民交流や文化交流などに支えられていますけれども、基本的に、主権国家間の多国間条約など条約締結による国際法秩序の形成、これは国際社会の本質、この発展の本質を成してきました。多国間条約は、まずその分野の研究から始まりまして、政府専門家会合などを経て、外交会議また政府間の交渉会議などでついに採択され、署名に開かれ、各国が批准手続を行って締結して、発効要件が満たされた段階で法的拘束力のある条約としてその機能を発揮するということになります。
 多国間条約の設計者及び推進者になることは、したがって人間社会の方向性やルールを先導することになり、これからの時代、主権在民の思想を二十一世紀に生かすためには外務大臣自らが多国間条約を先導していただけるように、このように期待したいところでございます。
 本日、締結の承認が国会に求められているこの二条約ですけれども、いずれも先進的でありまして、各国の社会発展に寄与する大事なものです。日本が批准手続を率先垂範して早く行い、条約発効への主力エンジンとなるという、一般的にこれを期待したいところですが、一般論としてはなかなかそのようにいかないのが残念です。他方、後半で議論しますシップリサイクル条約は、その内容を日本が主導したという画期的なプロセスを経ています。一般的には、しかし多国間条約での批准手続は遅れぎみですが、その理由は大臣は何と考えていらっしゃるか、これを伺いたく思います。
 私は、例えばマルチ交渉の分野、人数が足らない、あるいはマルチ交渉の分野、人材育成のキャリアパターン、これが定着していない、あるいは国内関連法の整備、これに関して、省庁間連絡機能、総合調整、あるいは関連団体との調整、これに時間が掛かり過ぎる、あるいは最後に、これは非常に勘違いと思いますけれども、マルチの条約などは今日明日の国益に直結しないので、どうしてもマルチ条約後回し、こういう風潮がある、これは非常に勘違いだと思うんですけれども、大臣のお考え、なぜ一般的には批准手続が遅れぎみか、お考えを伺いたく思います。

発言情報

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発言者: 猪口邦子

speaker_id: 4512

日付: 2018-04-19

院: 参議院

会議名: 外交防衛委員会