河野太郎の発言 (外交防衛委員会)
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○国務大臣(河野太郎君) 多数国間条約につきましては、その目的、意義、内容、締結の必要性などを検討の上、我が国政府として締結が適当であると考える場合には、外務省が関係省庁と協力しつつ、国内法制と条約との整合性を図るための調整を行い、可能なものから積極的に締結してきております。
条約によっては、特に法制度上の手当てに関して政府内での作業に一定の時間が掛かるものがあるのは事実でございますが、多くの条約について時宜を逸することなく締結してきていると考えております。
様々な分野における国際的なルールづくりをリードしていくことは重要であり、我が国の立場を適切な形で反映させるためにも、引き続き、多数国間条約について交渉の段階から積極的にリーダーシップを発揮するとともに、我が国として重要と考える条約に関しては可能な限り早期に締結できるよう、今後とも努力をしてまいりたいと思っております。
また、御指摘がありましたマルチ外交の人材に関しましては、外交課題が多様化、複雑化する中、二国間外交のみならず、多国間外交の専門的知識や人脈を有する人材の育成が重要性を増してきております。外務省では、このような人材を多国間外交を所掌する部局への配属、国際機関を所掌する代表部での勤務、国際機関への出向などを通じて育成をしてきているところでございます。また、適性を有すると思われる人材に関しましては、繰り返し多国間外交を担当させるような人事政策を行ってきております。
多国間外交に必要な技術を磨く実践的な研修や、多国間外交の経験者が若手に経験を伝える機会を設けるために、専門性を高めた十五名については国際機関など多国間外交の専門官として認定をしております。さらに、これに加えて、民間からの専門性の高い人材の起用も積極的に行い、幅広くマルチ外交の人材育成に努めております。
今後とも、専門的知識と人脈を有する人材の育成に力を入れつつ、多国間の条約につきましてもしっかりと早期に締結できるよう努力をしてまいりたいと思っております。