河野太郎の発言 (外交防衛委員会)

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○国務大臣(河野太郎君) 我が国は、武力で問題を解決しようとしない、そういう立場でございますし、財政の制約の下、ODAをこれ以上大幅に増やすことができるとも私は思っておりません。
 そういう中で日本の外交を高めていこうとすれば、おっしゃったような外交力そのものを高めていくしかないわけで、そのためには、やはり何といっても人材というのが必要になります。様々な専門性を持ち、あるいは交渉力にたけた人間力の高い人材をいかに集め、その能力を伸ばしていくかというのが大変大事なところでございますが、今の外務省の現状を申し上げますと、月間の残業時間が二百時間を超えるという者がざらにおります。百五十時間を超える者、百時間を超える者、切ってみればもう枚挙にいとまがないというような状況でございます。
 こういう時代でございますから、外務省の職員の中には、子育てをやる、あるいは介護をしなければならないという人材もおりますけれども、今の勤務状況の中では、落ち着いて介護や子育てをしながら仕事をできる環境にあるかと言われれば、それは甚だ難しいと言わざるを得ないのが現実でございます。本来、極めて高い能力があるにもかかわらず、そういう制約があるために最大限の能力を生かすことができない、あるいはもっと言えば、この状況が続けば霞が関にそういう能力の高い人間が集まってくるかどうか、将来的には非常に不安と言わざるを得ないというふうに思っております。
 この我が国の外交能力を高めていくためには、やはり外務省に限らず、この霞が関にどれだけ優秀な人材を集めることができるかというのが大きな鍵を握る。今、働き方改革という議論が行われておりますけれども、この霞が関も働き方改革をやらなければならない、もうまさに霞が関はそういう崖っ縁に来ていると言わざるを得ないというふうに思っております。
 立法府の御協力をいただいて霞が関の働き方改革を断行し、日本の外交にふさわしい人間を集め、その人間が最大限自分の能力を発揮することができる、そういう環境を是非つくってまいりたい、それが今後の日本の外交にどうしても必要だ、そういうふうに考えているところでございます。

発言情報

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発言者: 河野太郎

speaker_id: 11808

日付: 2018-05-29

院: 参議院

会議名: 外交防衛委員会