杉久武の発言 (外交防衛委員会)
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○杉久武君 今月下旬には日米間でFFRがスタートするとの話もございますが、アメリカはバイの交渉で貿易赤字の削減を考えておりますので、およそ理不尽と言えるような要求も相当出てくるのではないかと危惧されます。これは我が国の問題だけでなく、他国にとっても同様ですので、結果的にアメリカとの二国間交渉を避けたいと考える国が増えると考えられます。
そのような意味からも、自由貿易や透明性の高いルールの枠組みを持つTPPに活路を求める動きが出ることは当然でありますので、引き続き河野大臣には、強い発信力と行動力によりまして、こうしたメガFTPの中で各国が対等な主権国家として尊重され共存共栄を図ることが、国際秩序の維持、構築に引き続き御尽力くださいますようお願い申し上げたいと思います。
そこで、次の質問に移りますけれども、先ほど中南米の話でも触れましたが、河野大臣には、五月の十九日から、ブラジル、アルゼンチン、アメリカ、メキシコと大変な距離を移動いただき、活発な外交を展開されました。その中で本日はブラジルについて伺いますけれども、河野大臣には、中南米諸国の歴訪に先立つ五月十七日に我が国を訪問中のアロイジオ・ヌネス外務大臣と会談されまして、二国間の経済関係強化やインフラ分野での協力推進、また国連安保理改革や北朝鮮問題についても協議されたというふうに伺いました。
他方、ブラジルの国営通信アジェンシア・ブラジルによれば、ヌネス大臣の訪日はメルコスールと日本との自由貿易協定の交渉再開について期待したものであり、保護主義が台頭する中、日本との協定は不可欠と報じられておりますが、このメルコスール、南米南部共同市場については、本年四月の第八回日伯戦略的経済パートナーシップ賢人会議による最終報告書の中でも、本年十一月までに我が国とメルコスールのEPAの交渉開始のための外交的相互理解に達することを強く望むと、このような提言があり、ブラジルのテメル大統領、そして安倍総理にも提言書が手交されております。
そこで外務省に伺いますが、我が国とメルコスールにおけるFTA、EPAの交渉状況について確認するとともに、日伯戦略的経済パートナーシップ賢人会議の最終提言書について外務省としてどのように受け止め、取り組むのか、伺いたいと思います。