中川雅治の発言 (環境委員会)
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○国務大臣(中川雅治君) 今御指摘いただきました、昨年三月に中央環境審議会において取りまとめていただきました長期低炭素ビジョンにおきましては、温室効果ガスの長期大幅削減に向けた基本的な原則や二〇五〇年八〇%削減を実現する社会の絵姿等をお示しいただきました。
例えば、気候変動問題をきっかけとした経済・社会的課題の同時解決といった基本的な考え方、そして、この二〇五〇年八〇%削減ということを実現した場合の社会がどうなるのかということで、例えば低炭素電源は九割以上だと、あるいは家庭、自家用車などで炭素の排出はほぼゼロにすると、こういったようないろいろな絵姿をお示しいただいたところでございます。
これを踏まえて、環境省では、温室効果ガスの長期大幅削減の鍵となるメッセージや民間企業にとっての機会、課題などをまとめた長期大幅削減に向けた基本的考え方を取りまとめたところでございます。この鍵となるメッセージとしては、技術自体のイノベーションというものはもちろん重要でありますけれども、今ある優れた技術を普及させる経済社会システムのイノベーション、技術のイノベーションと、それからその技術を普及させていく経済社会のイノベーション、こういうものが重要であるということを指摘しております。こういったいろいろな考え方を指摘させていただいております。
環境省としては、これらを今後の政府全体での長期戦略の議論の中で活用していきたいというように考えているところでございます。長期戦略は、温室効果ガスの国内での大幅な排出削減を目指すとともに、世界全体の排出削減に最大限貢献し、我が国の更なる経済成長につなげていく、二〇五〇年、さらにはその先の世界の脱炭素化を牽引する骨太なものにしていきたいと考えております。
来年度、もう間もなく来年度になりますが、早い段階から政府全体としての検討を開始できるように、今政府部内で必要な調整をしているところでございます。