大門実紀史の発言 (議院運営委員会)

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○大門実紀史君 一つのシンクタンクですけど、今年の賃上げ二・一%と、このまま行くと、定昇込みでですね、というような水準でありますので、この点だけ考えても二%の達成が二〇一九年云々は大変厳しいというか難しいのではないかというふうにちょっと指摘だけしておきたいと思います。
 もう一つは、こういうインフレ政策そのものが何なのかということなんですけど、ちょっとテクニカルなことはおいておいて、要するに、こういうインフレを目指す、デフレだからインフレにすればいいんだと。これが、この間、この異次元金融緩和で、これは当然、円安、株高を誘導政策に、日銀が意図するかどうかは別として、日銀は為替には関与していないとおっしゃいますけれど、結果的に円安、株高を招くと。そうすると、大きな企業、海外に輸出する企業は為替差益が入ると。株が上がりますから、株が上がり始めますと人々が株を買いますから株がどんどん上がるということで、株が上がるというようなことが続いてきて、これだけでも格差が広がっているんですけど、私申し上げたいのは、インフレそのものは実は格差を広げる作用を及ぼすということをやっぱり見ておかないと、今のところ、そのインフレといったって二%成功していませんからあれですけど、本当に二%、私は、二%成功したということはそれ止められるのかとありますけれども、そもそもインフレ政策というものを今この日本が格差広がっていることが問題になっているときに追求すべきなのかどうかと。
 当然、インフレになりますと、現金を持っている人たちは価値が減少いたします。年金だとか失業給付だとか現金給付を受ける人たちも、もらうものが少なくなります。一方、マネーを運用する人たちは、借りて利ざやを稼ぐわけですから、インフレになれば増やすことができると。しかし、所得の低い人ほど、インフレになれば、元々現金以外の資産を持てませんから大変苦しくなるというような、インフレによる格差が広がるというようなことを、そういうことは御検討になったことはあるんでしょうか。

発言情報

speech_id: 119614024X00820180306_048

発言者: 大門実紀史

speaker_id: 16551

日付: 2018-03-06

院: 参議院

会議名: 議院運営委員会