寺澤達也の発言 (経済産業委員会)
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○政府参考人(寺澤達也君) お答えいたします。
委員御指摘のとおり、コネクテッドインダストリーズは日本全体がグローバルな競争で勝っていくために必要な方策だと考えておるわけでございますけれども、中小企業など個々のプレーヤーにとっても大きなメリットがあると考えておるわけでございます。
具体的には、データの利活用を通じて効率性が生産の現場でも販売の現場でも上がっていきますと、中小企業が今直面する深刻な人手不足の問題の緩和に大いに貢献できるんだろうと。あるいは、いろんな現場で、なかなか安全でない現場もあったりすると、そのデータの利活用を通じて安全性が高まれば人の採用というのが進むと、そういう観点からも人手不足の問題の緩和に大いに貢献できると思っています。
また、これから熟練工の皆様がどんどん引退されるという中で、熟練工の持っているたくみの技の伝承は重要になってくるわけですけれども、そうしたたくみの技を見える化し、デジタル化するということを通じて、熟練工から若い世代への技能の伝承にもつながっていくんだろうというふうに考えています。
また、三点目には、いろんな効率化、データの利活用を通じて、多品種の生産とか短い納期での加工というのが可能になります。そうすると、付加価値が高まるということで、中小企業の皆様の利益の拡大にも貢献し得るというふうに期待しているわけでございます。
このように、コネクテッドインダストリーズは、中小企業にとっては非常に大きなポテンシャルを持ったものでございますが、他方、これに必要な投資のための資金が不足するとか、あるいはITツールといっても使い方がよく分からない、恐らくそういう課題を中小企業は抱えていらっしゃると。そうした中小企業の皆様の課題にしっかりと丁寧に応えていくということが不可欠だろうと思います。
具体的には、例示でいうと、例えば物づくりのための設備導入のための補助であるとか、あるいはサービス事業者のIT導入のための補助、そうした補助に加えまして、IoTを使って成功しましたと、そうした事例をお互いに共有するということはとても大切であります。そうした成功事例の共有のためのプラットホームづくりということも取り組んでいきたいと思います。
こうした様々な施策を全力で投入することによって、中小企業の皆様がコネクテッドインダストリーズにもしっかりと参画していく、そういうことをしっかりとバックアップしていきたいと考えている次第でございます。