田辺新一の発言 (経済産業委員会)
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○参考人(田辺新一君) まず最初の一点目、実は今御指摘いただいたGRESBとか不動産なんですけれども、日本の不動産は成長戦略で三十兆ぐらいまで不動産拡大したいと。そうするときに、日本のオフィスは非常にきれいで快適である、省エネであると、そういったことを世界に訴えていくことは非常に必要なんですけれども、実はJ—REITの金融庁が公開している中にエンジニアリング・レポートという、このビルは耐震性に優れているかとかあるいはアスベストがあるかと書かれているんですけど、エネルギーについての項目がないんですね。私どもは、このビルが省エネ性が高いとかそういうことを不動産価値として認めるためには、是非不動産とか金融の中にそういうものを入れていっていただきたいというふうに訴えております。
また、省エネ性だけじゃなくて、最近は、国交省の不動産市場整備課でESG投資の不動産の在り方というものを三月二十八日に出しまして、快適で健康性が高くて働き方改革にも省エネで寄与するような、そういう新しいビルの在り方というのが求められているというふうに思います。これは日本だけのトレンドではございませんで、欧米の方が多分非常に進んでいると思います。
二番目の、その省エネの概念の変更ですが、先ほど十三ページでお示ししたんですが、今までは発電された電力を送って我々は使っていた、それを減らすのが省エネだった。ところが、今のエネルギー基本計画で、資源のない日本は、これはどうしてもやっぱり再生可能エネルギーをうまく使っていくしかないんですよね。ただ、今すぐできるかというと、なかなかこのグリッドの制御をアップデートしていかないといけないとか、住宅のビルの在り方を変えていかないといけないと。
その中で、例えば太陽光が余っているときは、ためたり、ずらしたり。住宅でも今までは夜余った電気を、作るというので蓄熱型の温水器があったんですけど、もうそれなんていうのは余り使っても意味なくなってきまして、発電した昼間に実はお湯を作っておくというのもありますし、蓄電池の代わりにも使えるわけですね。
町レベルでもこういうことができてきますので、スマートにお湯、それから冷水ですとか電気とか、融通してうまく操る技術というのがやっぱりこれからの日本の生きていく大きな道で、これを省エネに行き着けていくということが大切じゃないかというふうに思っております。