田辺新一の発言 (経済産業委員会)
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○参考人(田辺新一君) まず、二十八度の根拠は、私どもの学会に当時の厚生省から委託があって、何度ぐらいにビル管法を作るときに上限をするかとなりまして、いろんな文献調べて二十八度と決めているんですが、その報告書の中でも、冷房は二十二から二十四度なんて書いてあるんですよ。もう間違っても推奨にはしないでくださいと元の報告書に実は書いてありまして、我々が実は裸に近い状態で寝ているときの快適温度が二十九度なんです。ですから、それに近いところで働くというのは実は相当大変でございます。もちろん、女性の中の一部とか、そういう温度がいい方もいらっしゃるんですが、日本の空調って大体二十六度に設計をされていまして、それを上げると湿度が取れないんです。冷やすことによって除湿をしていますので湿度が取れないと。ですから、新しい技術開発によっては、二十七度で除湿すれば大丈夫というのも技術としてはあり得ると思います。
シンガポールとかすごく寒いんですけれども、これはアメリカのマニュアルで設計していまして、大体二十三度なんですね、設計が。シンガポールの方も実は寒いので、上げようとするとやっぱり除湿ができなくて蒸し蒸ししてしまいまして、あの温度にしないとなかなか駄目だというふうになっています。
これは、設計のやり方を変えていけばもっと省エネになると思います。ただ何も考えないで温度だけ下げるとやはり増エネにはなります。ただ、働き方改革で、快適にして早く帰った方が私はいいんじゃないかと思っています。