滝波宏文の発言 (決算委員会)
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○滝波宏文君 いずれにしましても、行政のおかしなことについては、国民の代表たる国会がしっかりと監視し、それをただすことが大事でありますが、やはり国会は本来の役割である外交や人口減少問題など、我が国の将来を左右する重大な問題について意義のある論戦を展開することが中心であるべきだと考えております。
私が副会長を務めております参議院自民党政策審議会では、このような観点から、武見政審会長、山本一太、片山さつき両会長代理の下で、外交そして内政に関する新たな国家ビジョンにつきまして議論を重ね、この度その取りまとめを行いました。今後、総理への提言、学生や女性など様々な層を対象にしたセミナーの開催など、周知、発表、アウトリーチ、こちらに努めていくよう準備を進めているところであります。
本日は、この参議院自民党政審の外交、内政国家ビジョンを踏まえ、国会の論争においても、我が国を取り巻く外交・安全保障環境の変化、少子高齢化や人口減少の進展といった内外の諸情勢を踏まえて、我が国の政策、中長期的にどのようにあるべきか、骨太に議論を進めたいと思ってございます。(資料提示)
まず、外交について数点伺いたいと思います。
先週十二日、シンガポールにおいて史上初の米朝首脳会談が開催されました。大きな注目を集め、朝鮮半島の完全な非核化について揺るがぬ決意を北朝鮮から確認したことなどは大きな成果でありますが、焦点だった非核化に向けた具体的な行動や検証方法については言及がありませんでした。
そして、今後の不安も残り続けております。とりわけ、一九九四年の枠組み合意、二〇〇五年の六者会合共同声明でも、平和主義的な演出で時間稼ぎを口実に使いながら、結局北朝鮮は約束をほごにし、核・ミサイル開発を進めてきました。これを許してきた反省を踏まえ、国際社会により北朝鮮に対して圧力強化を強めてきたことが今回の米朝首脳会談開催という道につながったと思ってございます。
このような情勢であるからこそ、参議院自民党政審の外交国家ビジョンでは、パネルでお示ししたような、平和主義などの価値を掲げるビジョンポリティクスと現実主義に基づくパワーポリティクス、言わば、この二律背反的な議論ではなくて、この二つを、平和主義と現実主義を統合された新たな外交ビジョンの下、いかにして我が国の主権及び国民の生命と財産を守る外交・安全保障を展開していくのかということを考えなければならないと取りまとめたところであります。
そこでまず、先週十二日に開催された米朝首脳会談についての御所見と、平和主義と現実主義をどのような位置付けで結び付けて北朝鮮への外交・安全保障政策を展開していくつもりか、総理にお伺いいたします。