滝波宏文の発言 (決算委員会)

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○滝波宏文君 参議院自民党政審での議論におきまして、ある国が他国に及ぼす脅威を評価するに際しては意図と能力に分けて考えるべきであり、したがって、当然に、我が国が防衛力を整備するに際しても意図と能力を分けて考えるべきだと取りまとめたところであります。そして、その基本は、意図については平和主義を基調とし、能力については現実主義を徹底すべきと考えております。
 我が国が保有する能力について議論すべきは、平時においては警察力で対応する脅威から、有事においては核の脅威に至るまで、あらゆる脅威から国民を守るために柔軟な防衛体制をいかに構築するか、そこで必要とされる装備は何かを明確にすることだと考えました。そのような観点で、我が国を取り巻く北アジアの安全保障環境が大きく変化していることを考えなければなりません。
 今、目の前に大きく見えておりますのは、先ほど述べた北朝鮮による拉致、核、ミサイル問題ですが、その奧にある、より大きな問題は、中国の覇権的台頭であります。我が国は長年アメリカに次ぐ世界第二位の経済大国と誇っておりましたが、二〇一〇年に中国に抜かれ、まだ十年未満しかたっていませんが、今では中国のGDPは我が国の二・六倍というレベルになっております。また、国防費でも、二〇〇七年に中国は我が国を抜き、十年ほどで三・六倍と急増しております。経済力でも軍事力でも、ここ十年程度で我が国を単に抜くだけではなく、隔絶たる差が開いている、このことを我々は認識しなければならないと思います。
 参議院自民党政審としては、この中国の覇権的台頭などに鑑み、万が一、国家存亡の危機に対して国民を守るための能力として真に必要になるあらゆる選択肢が議論されるべきでありますし、同時に、我が国の戦略的意図については常に平和主義を基調としていることを明確に内外に伝える外交を展開すべきと考えてございます。
 そこで、経済力、軍事力でも覇権的に台頭する中国に対して、さきに触れた平和主義を基調とした意図と現実主義に基づく能力を組み合わせてどのように対応していくおつもりなのか、総理の御所見を伺います。

発言情報

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発言者: 滝波宏文

speaker_id: 4777

日付: 2018-06-18

院: 参議院

会議名: 決算委員会