兵頭慎治の発言 (国際経済・外交に関する調査会)
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○参考人(兵頭慎治君) ありがとうございます。
先ほどお配りした資料の中でもロシアの影響圏という地図がございましたが、やはり北極海、オホーツク海というのはロシアの影響圏であって、外国の軍事的な影響力を排除したいというふうに思っている場所であると。こういう広いコンテクストの中で、北極海、オホーツク海、これは千島列島含まれますが、軍事プレゼンスの強化をやっているというのが私の認識でございます。ですから、そこには当然、国後、択捉島も含まれますし、千島列島の中間地点の松輪島というところに新たな軍事的拠点を置こうとしているというのもその中で説明されることだろうというふうに考えます。
もちろん、ロシアの表向きの説明は、それは当然アメリカに向けられたものだというふうに言うんですけれども、しかしながら、北極海航路でここを通って一番北極に進出しているのはやっぱり中国だということになると、中国の要素もあるんではないかと。なので、そこが全く、日米対ロシアということの構図をつくってしまうとなかなか北方領土問題も含めて日ロ間の安全保障の対話というのは進展しない部分がありますので、いかにその部分、ロシア側の中国に対する潜在的な不信みたいなところ、この辺りを今後安全保障対話の中で議論していく必要があるんではないかというふうに認識をしております。
以上です。