兵頭慎治の発言 (国際経済・外交に関する調査会)
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○参考人(兵頭慎治君) ありがとうございます。
日ロ関係の外交上の進展というのは、米ロ関係に規定されているところというのは結構大きいということだと思うんですね。ですから、やはり、ウクライナ問題以降、米ロ関係がここまで悪化してしまうと、なかなかそれを超えるような形で日ロ関係を強化していくというところに関してはやっぱり制約が出てくると。それは、つまるところ、ロシアの対米観が悪化すればするほどこの北方領土問題に対してロシアは非常にアメリカを意識した強硬な姿勢を崩せなくなってしまうという、ここにつながっていきますし、また、島を返したときに米軍どうなんだという、この米軍アレルギーも、やっぱり米ロの政治的な関係が悪ければ悪いほどロシアは厳しい反応をしてくるという、おっしゃるとおりだと思います。
ただ、九・一一事件後に米ロ協調が達成されたという、この事実というのがありますので、今、ロシアゲート問題というのは完全にアメリカの内政の問題で、ロシアはコントロールできませんが、もしこれが解決されたとすれば、プーチンとしては、やはり対テロのところでもう少し米ロ関係をよりを戻しておきたいという、これは間違いなく思っているはずなので、そうすると、それは日ロ関係を更に進展させる上では望ましい状況ができるのではないかというふうに思っております。