古川俊治の発言 (財政金融委員会)
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○古川俊治君 アベノミクス、始まって五年を過ぎたんですけれども、確かに企業収益は過去最高潮で行っていますし、それから労働市場、これはほぼ完全雇用を達成しているというふうに思います。賃金も少しずつではありますけれども上がってきています。物価は、少なくとも持続的にだらだら落ちていくというようなデフレではなくなってきているということは言えると思うんですね。それは一定の評価はされるべきものだったかもしれません。
ただ、現実の国民の感覚でいうと、やっぱりまだまだ実質賃金が、これは非常に少ないんですよね。それから、物価の今の上昇目標の二%も全然達成していないという状況を考えると、いまだ不十分というのはこれは総理も繰り返し言っていることだというふうに認識しております。
アベノミクス、考えてみますと、大胆な金融緩和というところだと、もうできる限り最大限やっちゃっていて、もう今、いろんなことが言われておりますけれども、これ以上はなかなかできないと。
それから、財政出動。先ほどもこれでプライマリーバランスの黒字化目標が毀損されたという話がありました。ここでもそれをやれやれと言う人もいますけれども、ほぼ今みたいに、完全雇用の状態なんですね、完全雇用の状態でどんどんどんどん財政出動をしたら、それこそ人手不足感がどんどん強まるばっかりで、全然景気刺激にならないんですよ、正直言って。そういう状況は、やっぱりこれは有効な施策にならないと思うんですね。
要は、やっぱりこの国の成長戦略の問題なんですよ。この五年間、言っているほど成長戦略が果たしてうまくいってきたのかどうか、この点の財務省の御評価、いかがでしょうか。