宮崎勝の発言 (政府開発援助等に関する特別委員会)

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○宮崎勝君 委員長、ありがとうございます。公明党の宮崎勝でございます。
 私は、岩井委員を団長とする第一班の一員として、カザフスタン共和国、モンゴル国を視察させていただきました。こうした機会を与えていただいたことに対しまして、まず感謝を申し上げたいと思います。
 今回の視察を通しまして、カザフスタンにおける独立後の国づくり、またモンゴルにおける民主化、市場経済化の取組において、我が国のODAが一定の役割を果たしているということを感じました。また、両国は共に、天然資源に依存した経済構造を転換をして、製造業など中小企業の育成による産業の多角化が重要な課題となっているということでございますが、そうした面からも我が国のODAが役立っているということを確認することができたと思っております。
 その上で、以下の三点を外務省とJICAに質問をさせていただきたいと思います。
 まず、一点目は、カザフスタンに対する国別開発協力方針の改定についてでございます。
 カザフスタンに対するODAについては、同国の経済発展を受けて、援助受取国から卒業間近となっている現状でございます。こうした中、外務省は、今般、カザフスタンに対する国別開発協力方針を改定をいたしました。その大きな変更点は、重点分野のうち、これまで経済インフラ整備としていたところを、保健医療分野における協力強化も念頭にして、経済・社会インフラ整備というふうに変更したという点。また、持続的経済成長のための人材育成ということを新たな重点分野として追加したということでございますけれども、この方針改定の意義について確認をさせていただきたいと思います。
 二点目は、我が国が供与した医療機器のアフターサービスについてでございます。
 先ほど岩井団長の報告にもあったとおり、私たちが訪問したアスタナ第二小児病院においては、我が国が供与した日本製の医療機器の品質、使いやすさ、これに対しては高い評価がありましたけれども、その一方で、日本製医療機器はカザフスタン国内で修理サービスが受けられない、そういうことが理由でアフターサービスの行き届いた他国製の医療機器に取って代わられているという状況がございました。病院側からは、アフターサービスさえ整えばまた日本製を利用したいという声もございました。
 これはカザフスタンに限った話ではないというふうにも思います。アフターサービスの提供方法を工夫すれば、日本製の医療機器の販路拡大にもつながっていくのではないかということが期待されております。供与した医療機器のアフターサービスについてどう考えるか、お伺いをしたいというふうに思っております。
 それから、三点目は、モンゴルでのツーステップローンの成果と課題ということでございます。
 モンゴルでは、円借款による低利融資のツーステップローンを実施して、市中銀行による貸出金利が高くて中小企業への融資が著しく不足しているという中にありまして、このツーステップローンが中小企業を支援して雇用を創出する大きな力になっているというふうに感じました。
 私たちが視察をした、先ほどもありましたけれども、洋菓子の製造販売を手掛けるジュルウル社は、このツーステップローンを活用して業績向上を図り、同国の優良企業の百社の一つにもなっているというふうにお伺いいたしました。
 こうした成功例を更に広げていくべきであるというふうに思いますけれども、同国におけるこのツーステップローンの事業の成果と今後の課題がありましたらお伺いしたいというふうに思っております。
 以上でございます。

発言情報

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発言者: 宮崎勝

speaker_id: 9320

日付: 2018-02-16

院: 参議院

会議名: 政府開発援助等に関する特別委員会