佐藤大介の発言 (東日本大震災復興特別委員会)
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○参考人(佐藤大介君) 今の保存の媒体の問題ですが、古文書については、一番古いものは奈良の正倉院の文書というのがありまして、これはもう千年以上前に書かれたものが残っているという、そういう実績があるのですが、デジタルデータの場合、一番問題なのは、本当に超長期に保存する技術がまだ確立されていないという部分ですね。つまり、古い古文書は残るけど、今デジタルで作っている資料ほど百年後残っていないという、今はそういう脆弱な状態にあると思います。
これは、理系の研究者の皆さんが超長期保存というのを残しているんですが、例えばデジタルのコンテンツとか、そういう本当に経済的なものにつながっていくようなものも含めて消滅するというのは、これは日本にとって大変な事態だと思いますので、そうした超長期の保存について、やはり技術的に進んでいくというのがまず一点。
それから、やはり媒体が何であろうと、それを残そうというやっぱり人や社会の意思というのが大事だと思いますので、そういうのはやっぱり公的にやらなければならないんだという、そういうことで国には取り組んでいただきたいですし、私どももそういう意識を高めるような、そういうことをしていきたいというふうに思っております。