大西隆の発言 (東日本大震災復興特別委員会)

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○参考人(大西隆君) ありがとうございます。
 学術会議にまだ私が会長をしていた時期でございますけれども、ちょうど私は二〇一一年の十月から学術会議の会長になりました。その前の三月に東日本大震災があったので、私の六年間で最も重視したことの一つが防災ということでありました。
 大きく二つを考えました。
 一つは、国際的に日本の様々な経験をきちんと伝えるような仕組みをつくるべきだということであります。国際的なイベントとしては、二〇一五年に仙台で国連の防災の会議がありました。その中でも、私も参加したり学術会議の他のメンバーも参加して、日本の経験を様々に伝えることになりました。これは今でも継続されていて、防災ということであればやはり日本の学者に聞く必要があるということで、それなりの役割を果たしてきているんではないかというふうに思います。
 もう一つは、国内の諸学会の連携ということであります。地震、それから津波、いろいろな災害が日本にありますけれども、これはそれぞれ専門分野の研究者がいます。それで、それらを統合する仕組みをつくろうということで、実際に学会が連合する仕組みを学術会議がちょうど取りまとめ役になってつくったわけでございます。つくってみたところ、例えば地震については、地殻のかなり底のことについて研究している人と、地表付近のことを研究している人と、さらに、その上に乗っかる建物を研究している人、それぞれがやはり分かれてやっていたので、お互い意思の疎通が余りなかったと。一つの場で、熊本のときもそうでしたけど、研究発表することで、お互いの用語の違いとか、あるいは重要だと思っている点の違いとか、新しいそれ自体で発見があったということでありました。
 それで、専門家はそれぞれの専門領域で深く研究するわけですが、総合的に災害を防ぐということではそれらを統合するということも必要だということを認識して、今でもそうした学会連合というのは学術会議の一つの活動の領域として続けております。そういう活動についても、国会議員の皆さんも時々ウオッチしていただいて、日本の学者もそれなりに頑張っているということを御認識いただければというふうに思います。
 以上でございます。

発言情報

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発言者: 大西隆

speaker_id: 10262

日付: 2018-07-11

院: 参議院

会議名: 東日本大震災復興特別委員会