鳥畑与一の発言 (内閣委員会)
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○参考人(鳥畑与一君) まず、アメリカ市場が飽和化をしていると。これは、アメリカのゲーミングアソシエーションのステート・オブ・ステートという統計を見て、例えば一九九〇年代までにオープンしたカジノ州とそれ以降のカジノ州を比べると、九〇年代までに先行してオープンした州の合計としては、ほぼ全ての州がカジノの収益が減っているんです。結局、新しい市場が開放されて新しいカジノができるから、アメリカ全体としてはカジノ収益が横ばいというか微増の状態になっているように見えるということなんですね。
そういう飽和化した市場、過当競争の市場にしがみついていたシーザーズが破綻をした。アジアに打って出たラスベガス・サンズは世界最大のカジノ企業に成長したと。ところが、そのラスベガス・サンズは九割がマカオとシンガポール。二〇二二年に免許がマカオは切れます。更新されないと施設が無償で没収されるというふうに書いてあるんですね。そうすると、リスクの分散、収益の多様化という意味で、ラスベガス・サンズから見れば、マカオ、シンガポール以外の市場をどう確保していくかと。
今年四月か五月にラスベガス・サンズが投資家向けに説明会をして、アデルソン会長が韓国と日本を両てんびんに掛けているような話をしているんですね。どちらにしても、残った市場として韓国と日本を狙っていて、日本がやっぱり家計金融資産も含めて非常においしい市場として見られているということは間違いないかなというふうに思っています。