小川勝也の発言 (農林水産委員会)

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○小川勝也君 関心のない国民はもういないと思うんです。
 あと、これはつらい言い方になりますけれども、日本国民は今までのところ、日本の国の政府を信頼していたんだと思うんです。ですから、ああ、日本の国が許可しているんだから大丈夫だろうなというふうに国民が安心しているんだと思います。しかし、冒頭、嫌なことを申し上げました。行政の信頼が揺らいできているんではないか。ですので、実は国民は行政を信頼しつつも心配をしている、これが今の現状だろうというふうに思います。
 あと、私もこれ、農林水産委員会に所属している時間長いわけでありまして、この問題や、後に農薬の残留農薬や環境に対する問題は、今国会に農薬取締法が提案されていますので、そのときにまた議論させていただこうと思っておりますけれども、いろんなリスクがあるわけであります。
 そんな中で、いろいろとこの議論をさせていただくと、例えば、食料を生産するということであると農林水産省、あるいは健康ということになると厚生労働省、それから消費者の口に入るということでいうと消費者庁、それから食品の安全のリスクということというと内閣府の食品安全委員会。大体、質問通告する段階で、部屋で、こっちは、ああ、それはそっちですね、これはうちじゃありませんというふうに言われて、大体心折れちゃって、もういいやということになっちゃうんですね。これが本当にがっかりなんです。本当に優秀な官僚諸氏でありますので、それぞれの持ち場で、分野で、あるいは隣の分野と連携してしっかりと日本国民の食の安心、安全を守るぞというこのスクラムが組めていればそれでいいんですけれども、ちょっと何か責任のなすり合いや自分のところだけ守ればいいやというのもかいま見えるので、余計心配になってくるわけであります。
 一点お伺いします。
 牛肉に投与される成長ホルモン、これは、いわゆるところの経営効率やお金を考えれば、牛は餌食べる、ですので同じ餌を食べながらも早く成長して出荷できるようになれば生産者にとってはお得なんですね。ですから、成長ホルモンが認められればこれを投与して出荷したい、これがアメリカ合衆国等で使われている手法であります。
 しかし、EUでは、いや、さはさりながら成長ホルモンを投与された牛肉を食べたEU市民の健康のリスクを科学的にまだ検証できないということで、うちはその肥育ホルモンを使った牛肉は嫌だよというふうに言いましたところ、WTOのいわゆる論争になりまして、EUは残念ながらその論争に勝利できていなかったというふうに言われています。しかし、今もかたくなに、合衆国からEUは牛肉を輸入しているわけでありますけれども、うちは肥育ホルモンの使っていない牛肉だけ輸入したいのでお願いしますと、こう言っているようであります。
 これは、ある意味でいうと、科学的な知見が道具だということは抜きにして、EU市民の健康を守るんだというそのEUの心意気に私はむしろ感動を覚えるわけでありますけれども、日本国政府のある方は、それはWTOで負けていますからねと、こういう言い方をするわけであります。政府としてどういう言い方をするかというのはそのときの答弁によるんでありましょうけれども、私が今申し上げたEUの輸入スタンスについて政府としてはどういう答弁されるのか、確認をしたいと思います。

発言情報

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発言者: 小川勝也

speaker_id: 4765

日付: 2018-04-03

院: 参議院

会議名: 農林水産委員会