小川勝也の発言 (農林水産委員会)
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○小川勝也君 立憲民主党・民友会の小川勝也です。
TPP特別委員会というのがかつて参議院にありまして、いつだったのかなというふうに思い出してみたら、去年でしたね。私は、当時、野党側の筆頭理事をやっておりまして、御案内のとおり条約は三十日ルールがありましたので、とにかく審議を尽くそうということで、与党にもお付き合いをいただいて連日濃厚な審議を尽くしたという思い出を持っております。ここで言うのもなんですけれども、衆議院よりもよほど充実した議論を、与党、野党問わずしっかり議論できたかなというふうに思っています。
そんな私にとりまして、TPP11の話が出てきたときに、こんなことに日本が参加することはあり得ないだろうと私はたかをくくっておりました。なぜならば、安倍総理がアメリカ抜きでは意味がないと言うのを間近で聞いていたからであります。それは経済、貿易の分野から見ても明らかです。大国アメリカは、いわゆる消費大国でありますので、日本のいわゆる自動車を始めとする工業技術製品をたくさん輸入してくれる国だ、だからこそ農林水産物がちょっと犠牲になっても仕方ないんだという議論をずっと積み重ねてきたからであります。
しかるに、今回、その11の中に日本がマーケットとして本当に欲しいマーケットはありません。そしてなおかつ、アメリカとバイで交渉した農産物の輸入枠拡大や様々な関税撤廃が何のために行われたのか分からなくなったじゃないですか。アメリカのために広げたのにアメリカがいない、こんなばかな話はないわけであります。
そしてもう一点、そのときの担当者に、11と12は全く違うんだから、11でまた議論が始まるとすれば衆参で特別委員会で濃厚な議論するんだろうなと、そう思いますと言っていました。今回、衆議院で何時間議論してきたんですか。
そしてなおかつ、そのTPP12に向けて様々な関連施策を打ち出しておいて、TPP12がポシャって、安倍総理のメンツが立たないということで慌てて11に加入して、関連施策はそのままじゃないですか。立派なセーター作りましたといったって、体が変わっているんですよ、これ。こんな木に竹を接いだようなばかな話はないですよ。冒頭、このことからスタートをしないとTPPの議論はできません。
そして、TPP11でもし世界の貿易ルールをしっかり確立をして、それぞれの国々がウイン・ウインになるためには、日本の市場開放は今回は行き過ぎです。ですので、12から11に変わるのであれば、新たな農産物の輸入枠拡大や関税の交渉をすべきだった、これは当たり前のことですよ。ここを認めないと議論のスタートになりません。
農林水産大臣、どうですか。