小川勝也の発言 (農林水産委員会)

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○小川勝也君 大臣、こんな答弁を本当にまともに聞いちゃ駄目ですよ。
 和食とか、うまみとか昆布だし、カツオだし、いりこだし、シイタケだし、本当に日本はすばらしい食文化なんです。ところが、今、外食や中食ばっかり、そして冷凍食品あるいはレトルト食品、こういうものばっかりしか食べられない食環境に我々の国はもう陥ってしまった。その味覚破壊が、今私が申し上げた添加物なんですよ。味覚破壊で、神経破壊で、そして中毒性があって、発がん性があるものもあって、そして肥満になる、こういうのが世界に誇る私たちの国の食文化なんです。これはどこかでしっかり進路を変えないと、本当に私たちの国は大変なことになろうかと思います。
 TPPで大事な点があります。TPPで目指す農業とはどういう農業でしょうか。私たちは家族経営を物すごく大事にして、ここで議論してまいりました。TPPが目指す農業は、効率的で大規模で輸出もできる農業であります。その農業は何を原則にしているでしょうか。経営者がいて従業員がいるという農業形態であります。
 今、私たちの国は究極の人材不足、人手不足であります。そして、和牛肥育の部門は御案内のとおり実習生の受入れさえ拒んでいます。だから、つくれば売れるのに黒毛和牛は市場にたくさん出回るような状況にはありません。
 しかし、今どうなんでしょうか。アベノミクスは円安政策です。今、ベトナムから優秀な人材が私たちの国に入ってきて、我々の国の農業を支えてくれようとしています。そして、今回発表された骨太も彼らに大いに期待するところ大であります。しかし、かつて我々の国が水産物の買い負けをしたように、ベトナムの優秀な人材を呼び負けする時代になります。私たちの国の最低時給は八百数十円、オーストラリアは二千円から二千五百円。これは、中国の人にも助けられてきたけれども、中国が経済成長すればベトナムからの人材を呼ぶ時代になります。
 ですから、私たちの国は家族経営を壊して企業経営主体のTPP対策の農業に移り変わろうとしていますけれども、本当に働いてくれる人がいないと農業全体が崩壊する危機を本当に瀕しているんだと思います。
 私も、ベトナム・ハノイ、ダナンに行ってまいりました。ダナンでは、日本にたくさんの若者を送り出す準備をしたけれども、介護を含め、ぐずぐずしているうちに、なかなかの就業機会がないということで日本の魅力が半減したというふうに言われています。それでも、まだ日本に魅力があるので、ここ五年ぐらいは大丈夫かな、そんな話でありました。
 未来永劫、ベトナム人や外国人をいわゆる当てにして営農するというのは、かなりのリスクであります。人材不足に対する危機感が足りないのではないかというふうに懸念をする次第であります。ここに対する大臣の見解はいかがでしょうか。

発言情報

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発言者: 小川勝也

speaker_id: 4765

日付: 2018-06-14

院: 参議院

会議名: 農林水産委員会