松沢成文の発言 (文教科学委員会)

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○松沢成文君 考えていないから何も行動しないというのでは、私は、東京オリンピックの運営についてもかなり難しいことが出てきたときに、日本はしっかり声を上げていないわけですから、それに対してそれはおかしいということを言えなくなってしまうというふうに思いますよ。これ、どう見てもオリンピックの政治利用ですよ。途中でチーム編成が変わったり、あるいは大会直前に急にチームを変えてくるわけですから。
 これ本当にゆゆしき問題であって、私はきちっとやっぱり、これは東京オリンピックを開催する日本にとっても重要なことですので、政府の見解なり、あるいはIOCに対してこういうところは今後ないように気を付けてほしいという、ある意味で要請なり抗議文なりを送るべきだというふうに思います。
 大臣、これまで、一九七〇年代でしたかね、八〇年代のロス五輪辺りから、ピーター・ユベロスさんのような組織委員長が出てきて、オリンピックというのは商業主義にどんどんどんどんなっていきました。もちろん民の力でオリンピックを成功させるということで、お金集めから、あるいは放映権の問題も含めて、商業主義に侵されてきたというふうに言われてきているんですね。ですから、過度の商業主義はこれは気を付けなきゃいけないところで、いろんな議論もなされているんです。
 ただ、この平昌五輪は、平壌五輪ともやゆされているんですよ。完全に北朝鮮の国際政治の影響を受け過ぎてしまったと。言っておきますけれども、私は、南北朝鮮が、韓国と北朝鮮が融和を図られて平和になって、できれば将来、民族の統一を目指せるような、そういう方向になってもらいたいと思います、切に。政治家としてもそういう協力はしていきたいと思います。しかし、オリンピックはオリンピックとしてスポーツの大会ですから、これに過度に政治が入り過ぎて、政治がいかにも南北朝鮮の統一に向けてオリンピックを利用して、いい方向に持っていこうというのはやり過ぎなんです。ここをしっかりと言わなきゃいけないんですね。
 もう一度、大臣に見解を伺いますけれども、五輪憲章に基づいて、IOCに対してスポーツの政治利用、あるいは政治介入の禁止の遵守を求める要請を、私は、日本国としてでもいいです、あるいはスポーツを担当する文科省としてでもいいですから、きちっとIOCに、また世界卓球連盟に申し入れる、これを今やっておかないと、東京オリンピックで同じことやられたら、我々は言えませんからね。
 だから、大臣、どちらが正しいのか。今のIOCのやり方に乗って、あるいは世界卓球連盟のやり方に乗って、大会直前にチームが変わる、大会の途中にチームが変わる、こういうことを国際大会だからしようがないだろう、主催者が関係団体、関係各国と決めてやっているからしようがないだろうと、そうやって見過ごすのか。これは絶対おかしいと、主催国として、あるいは将来のオリンピックの主催国として、こういうことがあっては東京オリンピックは成功できない可能性がある、ここはきちっと考え直していただきたいということを言わなければ、これだって国際政治ですから、様々な議論、日本の国益も、あるいはスポーツの公正性も守れないと思うんですよ。
 もう一度言いますが、是非とも、この要請をIOCに日本国から、あるいはJOCを通して出していただきたい、そうしないとまた同じことが必ず起きます。大臣の見解、いかがでしょうか。

発言情報

speech_id: 119615104X01020180522_013

発言者: 松沢成文

speaker_id: 17799

日付: 2018-05-22

院: 参議院

会議名: 文教科学委員会