小野田紀美の発言 (文教科学委員会)
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○小野田紀美君 おはようございます。小野田紀美です。
文化財保護に関して、せんだってより様々議論があったところではありまして、もちろん、文化財を保護、活用していくこと、とても大切です。歴史的な価値のあるものをしっかり保護し守っていく、大切なんですけれども、守るべきは歴史的価値のある高尚な文化だけではないと私は思っておりまして、サブカルチャーとかポップカルチャーとか、そういった文化も非常に価値ある大切な文化芸術だと思っており、守るべきものだというふうに思っております。
早速ですが、資料一枚目を見ていただきたいんですけれども、日本に興味を持ったきっかけは何ですかというのをクールジャパン再生産のための外国人意識調査というので内閣府がアンケートを取っているんですけれども、何と何となんですよ。欧州だと七五%が漫画、アニメ、ゲーム。アジアは五六%。北米二三%、低いように思うんですけれども、北米って割とばらけていまして、二位がアニメ、漫画、ゲーム。ここまで実は海外の中からは漫画、アニメ、ゲームというのはすさまじい評価を受けておりまして、実際これが、興味を持ったきっかけから今興味を持っているものになるとちょっと変わってくる部分もあるんですが、その漫画、アニメ、ゲームをきっかけに興味を持って、そこから歴史的な文化であるとかライフスタイルとか、そういうところに興味が移っていく、その全てのきっかけが実はこれだけ評価されているというような数字が出ているんですね。
二〇一五年にイギリスの大英博物館、ここで「マンガなう」という展覧会が開催されまして、大英博物館で漫画の展覧会という自体もすごいことなんですけれども、約二か月間の展示で来場者数が九万七千人超え、約十万人、何と大英博物館のルーム3というその部屋の中では入場者が歴代五位というのをたたき出した。実は、大成功を受けて、また大英博物館では、もっと大々的に日本の漫画をもう一回展覧会しようかというような声も出ているという話を聞いております。
しかし、これだけ海外で評価されているんですけど、なかなか肝腎の日本では、海外の作品、絵画とか彫刻とか、そういったものを国費で博物館で展示していこうということには誰も満場一致で納得なのに、いざ日本の漫画をそうしていこうとなると、何で漫画なんかにお金使うんだと言われてしまう、日本の文化なのに何か冷たいなというふうな風がまだまだあるなというふうに感じています。
江戸時代、あったじゃないですか。焼き物を輸出しようとしたときに、当時の……(発言する者あり)済みません、江戸時代は生きていないですけれども、焼き物を輸出したい、何かいい包み紙はないかなといったときに、当時大衆文化だった浮世絵を、ああ、これ包み紙でええわというふうに、ぐしゃぐしゃっと包み紙にして海外に送ったら、海外の人が開いてみたら、焼き物もすばらしいね、しかし何だ、この包み紙の美しい浮世絵はということで、ゴッホも浮世絵をまねて模写して絵を描いたりですとか、そういった我々日本人が実は気付いていないけれども海外でとても評価されているという、こういったものが日本のサブカルチャー、ポップカルチャーなのではないかなと思います。
大臣、そこで、なぜこんなにも日本のこのポップカルチャーが評価されているのか、文科省としては分析されているのかどうなのかというのは分からないですけれども、大臣の所感をちょっとお聞かせいただけますでしょうか。