小野田紀美の発言 (文教科学委員会)
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○小野田紀美君 文科省の対応がなかったんですけど、後でまとめて聞けたらなと思っております。
先ほど、国際的な人権規範の基準であるというふうなのに、しっかりと外務省の人権人道課というところが反論コメントを提出してくれていて、本当に外務省さんはいわれなき暴言にちゃんと対応してくださっているなというふうに感じているところなんですけれども。
デンマークが一時期、実在しない架空のものも児童ポルノに含むのかどうなのかという法律を作ろうとしたときに、やっぱり感情とか印象でそれをやっちゃいけないよねと、それが本当にいけないなら、犯罪と関連性があるなら、それをちゃんと示せないと法律にしちゃいけないよねということで、二〇一〇年にデンマーク国の法務省が性科学クリニックというところでちゃんと検証をして、その結果、二〇一二年にデンマーク議会はこの調査結果を根拠として架空の児童ポルノは違法なものではないという結論を出したりしているので、国際的にそういう潮流ですという言い分も本当、勝手だなと。
児童ポルノは絶対あってはいけないことだし、実在する子供たちの安全、安心を守っていくことはもう絶対に必要なんですけれども、それを必要以上にいろんな倫理観を押し付け出すと表現の自由というものを規制しかねないので、だって、外国の人から見たら、日本の成人女性も児童に見えますからね。その価値観というのも全く違う中で、それを何か児童っぽく見えるから駄目だとか、これも児童に見えるんだというような押し付けもちょっとどうかなというふうに思います。
ちなみに、資料の二枚目見てください。
これ、イギリスとかは、さんざんうちの国のことを児童ポルノ大国だとか性犯罪大国だとか言ってくださったわけなんですけれども、よく見ていただくと、日本の強姦の発生件数ってほかの国と比べてどうですかと。イギリスなんか、二〇一四年、人口の十万人当たりの発生率四九・四なんですけど、日本は一なんですよ。まさにどの口が人の国をそんなふうに言ってくれているのだろうと、ちょっと怒りさえ湧くんですけれども。
そう言うと、こう言う人もいるんです。日本人は外に被害を言えない国民性なんです、本当はたくさん被害に遭っているけれども、それが言えないからこういう数字になっているんですと言う人もいるんですが、その下のグラフ見ていただいていいですか。これは、今、何かあたかも漫画のせいで犯罪が増えているみたいに言われているんですが、実際、昭和三十五年とか昭和四十五年、まさにこういうかわいい女の子たちが出てくる漫画がない頃の強姦の発生件数がすさまじいんですよ。むしろどんどん減っているんですね。だから、漫画が普及するによってこれは悪影響だと言うんだったら、このグラフが全く成り立たないですし、もうちょっとそろそろそういうネガティブキャンペーンやめていただけないかなと思っているんですが、ちょっとこれは外れるので、また改めてこの辺に関してはじっくりやっていきたいと思いますけれども。
これ、性表現だけじゃないんですよ、表現の自由というのは。実はもう一個事件がありまして、小学館のコロコロコミックである漫画が掲載されたんですけれども、そこの、モンゴルからチンギス・ハンを侮辱しているような漫画だということでクレームがあった事件を覚えていらっしゃいますでしょうか。最初に言っておきます。私は、あの漫画を擁護するつもりは一ミリもありません。一ミリもありませんが、これに対して、外務省と文科省、それぞれどういう対応をされたのか、教えてください。