小野田紀美の発言 (文教科学委員会)

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○小野田紀美君 海外に出ていくときに相手の国に配慮することは当たり前のことだと思います。私が申し上げているのは、それをきっかけに、例えば、この前来たイギリスのBBCの女の人みたいに乗り込んできて、日本ではこんなものがある、けしからぬというような、外に出すときじゃなくて、知られれば知られるほど中に入ってこられる可能性もある中で、土足で人の文化に入り込んできて文句を付けられたときに、そこで毅然とした態度を取っていただけるかというところなんです。
 クールジャパン推進、うれしいことなんですけれども、常に心配なのは、中にいる身でも分かっているんですよ、いいものもあるしひどいものもあります。だけど、そのひどいものというのはあくまでも私の感性でひどいものなのであって、それが私がひどいと思うからといって表現を規制していいものではないと思っているので、海外に出ていくときの配慮、もちろんです、だけど、中に入り込まれたときにきちんと守ってあげられるというような状態というのは整えていただきたいなというふうにお願いを申し上げたいなと思います。
 特に、オリンピック・パラリンピックがあります。中に外国人の方がたくさん入ってきたときに、これはけしからぬと、これは国連で問題にしてやろうとか、そういうようなことがあってはいけないんですね。良きも悪きも含めて表現の自由なのだというこの日本のすばらしい懐の深さ、世界に冠たる表現の自由の国、日本として、絶対に圧力には屈さないというふうにお約束をいただきたいなと思います。そして実は、ICT教育に関してもじっくり話を遠隔授業に対してしたかったんですけれども、ごめんなさい、ちょっともう一件、最近表現の自由に関してありまして、取り上げないわけにはいかない事件があったので、ちょっとお話を、それで行きます。
 先ほど大臣のお話にもありました「君の名は。」、大ヒットしましたね。そこで「前前前世」とかを歌っていらっしゃったラッドウィンプスさんの歌が今非常にたたかれております。近くはゆずさんとか椎名林檎さんもたたかれたんですけれども、「HINOMARU」という歌を作られました。どうもサッカーワールドカップの主題歌として作られようとしていたというのもあって、国旗に対する、その選手が思いを誓い合うというようなイメージもあったんじゃないかとアーティストの今井先生がおっしゃっていたんですけれども、歌詞を読んでみても、ああ、もう普通にこの国が好きだという、みんなで一つになろうというような歌だなと思うんですが、これが例えば日出づる国が愛国的だとか、日出づる国なんて聖徳太子のときから日出づる国の天子って言われているけどなとかいろいろ思うんですけれども、そういった歌詞の節々を取って、これは愛国の歌だと、けしからぬ、そもそも愛国がけしからぬ自体が意味が分からないんですけれども、愛国の歌だ、けしからぬとすごい炎上しまして、謝罪に追い込まれました。私はこれ謝るべきではなかったと思うし、この歌を発表する前に彼がこういうふうに書かれていたんです。日本に生まれた人間として、いつかちゃんと歌にしたいと思っていました。いろいろ略しますけど、僕は、この国のことを右も左もなく歌いたいと思いました。自分が生まれた国をちゃんと好きでいたいと思っています。好きと言える自分でいたいし言える国であってほしい。そう言って書いた曲なんですね。
 決して、どこを見ても侮辱的な言葉であるとか差別的な言葉であるとか何かを批判するようなことというのは一つも入っていないんです。ただただいとしい、誇らしい、その思いを言っただけでけしからぬといってたたかれて謝罪に追い込まれるというのが一件や二件では実は最近ないんですね。表現の自由の国どこ行ったよと、ちょっと悲しくなっています。
 もちろん侮辱とかはしてはいけないことだけれども、何かを好きだということが、愛するということが、表現の自由が許されない国なんでしょうか、大臣。

発言情報

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発言者: 小野田紀美

speaker_id: 4513

日付: 2018-06-12

院: 参議院

会議名: 文教科学委員会