森まさこの発言 (予算委員会)
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○森まさこ君 自民党の森まさこでございます。
様々な指摘がなされておりますが、安倍総理がずっと繰り返しおっしゃっていただいているとおり、徹底的に調査し、うみを出し切る、このことをしっかりとお願いしたいと思います。
その上で申し上げますと、国政には重要な課題が山積しております。国会の場で、国民のために重要な国政課題をしっかりと議論をし、前に進めてまいりたいと思っています。その意味で、今日、国会が開かれ、議論する機会を得たことを非常にうれしく思います。
本日の予算委員会のテーマは外交ということですので、それに従って質問させていただきますと、北朝鮮をめぐる朝鮮半島情勢が大きく揺れ動き、イランをめぐる核合意から米国が撤退し、また貿易面では米中の貿易戦争とも言える状態が発生しつつある中で、様々な外交マターが複雑に絡み合って対処が困難になってきております。米朝首脳会談の帰趨を始め、先を見通すことが非常に困難な中で、やはり総理が我が国として様々なシナリオを考えて対策を考えているということ、午前中の衆議院の質疑も見させていただいて承知したところでございますが、変化に応じて、その場面その場面で高度な政治判断も求められてくると思います。
この点、冷戦後の各国首脳の在任期間を見させていただくと、米国が五人、ドイツが三人、中国四人、ロシア五人、韓国六人の中で、日本は十八人の首相が交代をしています。短期政権が続いた時代に外交的な影響力が弱まってチャンスを逃がしたり、領土的な圧力が強まったりしたこともあったかと思います。このような中で、今非常に厳しい状況の中で安倍総理の外交手腕に大きく期待をしておりますが、まず最初に、テロ対策について総理のお考えをお聞きしたいと思うんです。
私は、自民党の治安・テロ対策調査会長を四期連続で務めさせていただいております。現下の国際テロ情勢をめぐっては、中東、北及び西アフリカ及び東南アジア地域においてテロが続いているほか、欧米諸国においては、テロ組織の過激思想に影響を受けた、いわゆるホームグローンによって引き起こされたと見られるテロ等が多数発生するなど、世界各地にテロの脅威が拡散し、極めて深刻な状況となっております。邦人がテロの被害に遭う事件や我が国の権益が損なわれる事案もございました。
近年は、いわゆるソフトターゲット、大勢の人が集まり、警備が比較的緩やかなそういう施設を狙ったテロも頻発しております。その点でいえば、来年のラグビーワールドカップ、二〇二〇年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて徹底的にテロ対策を講じていく必要があります。また、宇宙空間やサイバー空間の安全保障上の比重も高まっています。
私、テロの調査会長になってから役割の重要性を感じたのは、やはり複数省庁にまたがっている、その中で横断的にテロ対策という目で予算を見ていくということで、全体的に強化するための予算編成に気を配ってまいりました。伊勢志摩サミットのときにも、これまでのテロ対策の取組を総点検し、そして政府に対して提言をいたしました。テロリストの入国を阻止するための先進的な機器の導入や航空の保安検査の厳格化、それにテロに関連する情報を一元的に集約する政府の組織の拡充などを求め、政府においては、この提言に対応してテロ関連予算の充実と着実な執行に取り組んでいただいたものと認識しています。
また、福島県においては原発の廃炉作業中であります。安全な廃炉を完全に成し遂げる、これを私は絶対にしなければならないと思っておりますので、廃炉中の原発の警備予算、これも付けていただきました。
しかし、テロ対策は、想定外を想定する、完全なものはあり得ない、万全なことはあり得ない、これが基本です。
本年一月に、ワシントンDCで私は治安・テロ調査会長として講演をさせていただきましたが、あらゆる事態を想定して訓練を続けていく、政府だけではなく企業や国民が連携して取り組むことが必要だと演説をさせていただきました。私は、テロをどう防ぐか、テロからどう身を守るか、これをもっともっと国民の皆様と対話し、共有し、呼びかけしてまいりたいと考えております。
こういったテロ対策全般について、総理の御見解をお聞かせください。