櫻井周の発言 (外務委員会)

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○櫻井委員 私も、一般管理費が低くてなかなかNGOの皆さん、広げていけないという問題意識は共有するところですので、ぜひ大臣にも頑張っていただきたいというふうに思います。
 では、仮に一五%にして、少々利益といいますか、ちょっと黒字になったという場合に、それはけしからぬという意見がもしかしたらまた一方で出てくるかもしれませんが、NGOというのは別に、それで利益が上がって、ではその出資者に配当するとか役員報酬で上積みするとかいうことをするような団体ではなくて、それは、NGOが掲げている公益的なミッション、これにまた再投資をされるということになろうかと思いますので、そうすることによってNGOの実質強化にもなる、経験もODAの事業で積む、そしてまた財務的にもマイナスにならないということで、成長をどんどんしていけるのではないのかというふうにも期待するところですので、ぜひよろしくお願いします。
 続きまして、民間企業のかかわり方についても提言されておりますが、ちょっと時間も押してきましたのでこの部分は割愛をさせていただきますが、私の思いとしましては、それこそ、三十年ぐらい前でしょうか、「東アジアの奇跡」ということを世界銀行が本にして著しております。これは、ほかのアフリカや中南米それから南アジア等、開発途上の地域がたくさんあった中で、東南アジア、東アジアだけが成長している、何でだろう、すごく経済成長のパフォーマンスがいい、何でだろう、そういうことを分析された本でございました。
 いろいろな分析をされているんですけれども、私自身、受けとめとしましては、やはり、日本企業が出ていって、ODAと並んで、その中で日本企業も出ていく中で、いろいろ現地で人を雇って人材育成していく、それがまた周りに広がって、ある種未熟な市場経済を育てていったというところにあるのではないか。市場経済というのは、放っておいたら勝手に湧いて出てくるようなものではなくて、やはり手塩にかけて育てていく、こういうことが必要なのかなというふうにも受けとめておるところでございます。
 ですから、ODA、オフィシャルといいながらも、それ以外の部分というのも非常に大きいというふうに認識をしつつ、ちょっと次の質問に移らせていただきます。
 ODAの実施体制についてですが、ちょっとこれは驚いた記述なんですが、このようなことが提言の中にありました。現時点でJICAの機能を代替する機関が少ないためにJICAは国内において激しい競争にさらされていないことによって、JICAのレベルアップが図られにくいのではないのかとの意見があった、こんな記載がございました。
 ただ、私は、JICAは競争する主体ではなくて、NGOそれから民間企業、ほかに、最近では大学や地方自治体などが積極的にODAにもかかわってきていただいていると認識しております。こうした主体が効率的、効果的に活動を展開できるようにコーディネーションするのがJICAの役割ではないのかというふうに考えますと、ほかの主体と、それからJICAの位置づけというのが違うのではないのかというふうにも考えるところです。
 あとまた、かつては、無償資金協力は外務省、有償資金協力は海外経済協力基金、技術協力は国際協力事業団とばらばらにやっておった。したがって、各スキームごとの中で競争があったとも言えるんですが、逆に、この援助スキーム間での連携が必ずしもうまくいっていないという場合もあったということで、効率が悪かったのではないのか、こうしたこともあります。
 今は、JICAが、こうした無償資金協力、有償資金協力、技術協力、これを一元的に管理をして実施しているということで、これによって随分と改善されたのではないのかというふうに私は認識をしているところでございます。
 そういう意味で、このJICAの位置づけについて、提言はありますが、大臣はどのように受けとめていらっしゃいますでしょうか。

発言情報

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発言者: 櫻井周

speaker_id: 29486

日付: 2018-12-05

院: 衆議院

会議名: 外務委員会