佐々木紀の発言 (原子力問題調査特別委員会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○佐々木(紀)委員 ありがとうございます。
 丁寧に安全審査しておいでるというのはよくわかるんですけれども、これはいつまでに結果が出るとわからないと、審査する方もだらだらだらだらだらっと、マンパワーの補充もせずやっていくということでは、やはりこれは理解が得られないというふうに思いますので、速やかに結果を出す、審査を進める努力もぜひしていただければと思います。
 これは、事業者にすると、やはり国策民営でやってきたわけですから、やはり国が決めて進めてきて、国が一旦許可を出して設置をした原発ですから、それを、今、事情が変わったとはいえ、基準が変わったとはいえ、やはりこれは速やかにしてあげないと各方面に影響が出てくるというふうに思いますので、ぜひ、そういった自覚も含めて、今後そういった気持ちで取り組んでいただければというふうに思います。
 続いて、規制委員会、私は、そういった意味では、少し消極的過ぎるというふうに思います。我が国のみならず、世界のエネルギー政策を不安定にさせると思います。なぜならば、我が国が原子力発電を進めるか否かにかかわらず、世界は推進しています。人口がふえる一方で、脱炭素社会を目指そうとすると、おのずと原子力発電に頼らざるを得ません。
 日本原子力産業会議の資料を読みますと、世界で建設中の原子炉は六十九基で、今後建設予定の原子炉は九十八基あるとなっています。その大半は、海を挟んだすぐ向こう岸のロシア、中国によるものです。日本が世界で最も厳しい安全基準を目指していても、隣の国で何かあったら元も子もない状況なわけです。
 また、世界で原発を製造できる主な国は、日本、フランス、アメリカ、ロシア、中国であり、フランスやアメリカの西側諸国においては、日本の技術が不可欠な状況にあると言っても過言ではありません。もし日本の安全審査がおくれると、それだけでも直接的な損害を発生しますが、間接的に人材不足や技術力低下を招き、我が国の成長分野でもある原子力産業の海外進出の阻害要因となり、結果的には西側諸国の原子力産業の衰退、技術力の低下にもつながるゆゆしき事態です。規制行政の非効率化がこれをもたらしているおそれは十分にあります。早急に改善すべきであるということを御指摘しておきます。
 そこで、現在の原子力の状況を抜本的に改善するには、規制委員会の抜本的改革を可能とする原子力規制委員会設置法の見直しが必要なのではないかと考えておりますけれども、環境省に見解をお伺いします。

発言情報

speech_id: 119704194X00220181129_013

発言者: 佐々木紀

speaker_id: 25728

日付: 2018-11-29

院: 衆議院

会議名: 原子力問題調査特別委員会