河合弘之の発言 (文部科学委員会)

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○河合参考人 千二百億円に据え置くということは、実際に既に福一事故で発生している損害賠償額の一%強しか積まなくていいということなんですよね。逆に言うと、九九%は、国が責任を、尻を引き受けてやるよというのと同じなんです。九九%を引き受けてやる、九九%面倒を見てやるというのは、全部面倒を見てやるというのと同義です。
 これは、前は違ったと思います。それは、損害賠償額の予想がずっと低かったからです。大体一千億かそこらだろうな、じゃ、一千二百億、保険会社で、電力会社が保険で用意しておけよということだった。そういう立法趣旨だった。
 ところが、それが、何とそれの百倍近い損害賠償額が発生するんだということがわかってしまったのに、その保険額、損害賠償措置額を上げないというのは、それは、ただ上げないじゃなくて、決定的にほぼ全部を免除してやるという立法にするというのと同じことです。損害賠償措置額をゼロにするのと同じです。十兆円のうちの一千億用意してどうするんですか。それで用意したと言えるんですか。本当に、福島原発事故を踏まえて、福島原発事故が発生して膨大な損害賠償額が発生したという事実を踏まえていての立法作業なんですかということを私は言いたい。
 保険会社が受けない云々の問題がありますが、それは次の課題であります。とにかく、そういう備えをして、そして保険会社がどうしても受けないというのであれば、それは国で損害賠償補償措置というのを変えてやるという方法もあると思います。保険金額と損害賠償補償額を変化させる、変えるという方法もあり得ます。
 そこを工夫しないでおいて、保険会社が受けるところがないから、若しくは保険プールが受けないからこのままでいいんだというのは、非常に立法者としては怠惰であるというふうに考えます。

発言情報

speech_id: 119705124X00420181120_015

発言者: 河合弘之

speaker_id: 8577

日付: 2018-11-20

院: 衆議院

会議名: 文部科学委員会