岸田文雄の発言 (予算委員会)
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○岸田委員 いずれにしましても、この問題は我が国の国の形にもかかわる問題だと思いますし、国際社会において我が国がどうやってこれから生きていくのか、こういったことにもかかわる課題だと思います。
法律が成立した後も、基本方針や省令、政令、さまざまな形でしっかりとした制度を構築していかなければならない課題です。政府においては、こうした強い思いを持ってしっかりと取り組んでいただきたい、このように考えます。
その上で、外交について幾つかお伺いいたします。
まず最初にお伺いしますのは、日中関係についてです。
ことし五月、李克強首相が訪日されました。そして、安倍総理、先日、我が国の総理としては二国間訪問として七年ぶりとなります訪中をされました。日中関係、大きく動いていると感じます。
今回の訪中において、第三国市場協力フォーラムの開催ですとか、イノベーション、知的財産に関する対話の立ち上げですとか、外交当局間の戦略的意思疎通の強化に向けたメカニズムの構築ですとか、さらには、日中海上捜索救助協定の署名、青少年交流強化のイニシアチブ、さらには金融協力などについても成果が上がったと聞いています。こうした幅広い分野での成果、これは大変歓迎すべきことであります。
二〇一三年ごろ、当時は、首脳会談も外相会談も両国の間では開けない、こうした厳しい緊迫した状況でありました。その当時から考えますと、大変大きな変化だと思います。総理も大変御苦労されました。私も、外務大臣として日中関係の改善に努力をした人間として、今の大きな変化、これは大変うれしく思い、歓迎しています。
ただ、その一方で、東シナ海においては、依然、領海侵入あるいは資源開発の問題、こういった問題が存在します。また、第三国協力等の協力を進めること、これは大変結構なことだと思いますが、一方で、国際社会においては、中国の一帯一路政策のあり方について疑問あるいは批判、これがあるということも事実であります。
我が国として、どのように質や理念を担保していくのか、こういったことについては考えていかなければならない、こういったことだと思います。この点につきまして、総理、お考えをお聞かせいただけますか。