岸田文雄の発言 (予算委員会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○岸田委員 いずれにしましても、国際社会の大きな構造の変化にもしっかり関心を持ちながら、日本の生きる道をしっかり考えていかなければならないと思います。
そして、今の質問の中に出ましたINFの全廃条約の離脱問題について、これは河野大臣に一つお伺いしたいと思います。
日本、言うまでもなく、唯一の戦争被爆国であります。核兵器のない世界の実現に向けて国際社会をリードしていく使命があると思います。
私も、被爆地出身の外務大臣であった時代、こういった我が国の責任を強く感じながら、オバマ大統領の被爆地訪問などさまざまな取組を進めた、こういったことでありましたが、しかし、その中で改めて厳しい現実にもぶち当たりました。
核兵器国と非核兵器国の対立ですとか、あるいは核軍縮の進め方をめぐる核兵器国と非核兵器国の対立。あるいは、核兵器禁止条約をめぐる非核兵器国同士の立場の違い。そもそも核兵器国を巻き込まなければ現実は全く動かないという厳しい現実。さまざまな経験をいたしました。
その中で、先ほどのINF全廃条約問題、トランプ米国大統領が、十月二十日、米国とソ連が一九八七年に結んだINF全廃条約について、ロシアが違反を続ければ米国は離脱をする、こういった表明をしました。これは、米ロを含む核兵器国の核軍縮交渉義務を定めたNPT体制の後退につながる、こういったことではないかと私は認識をします。
我が国はNPT体制を重視してきました。この我が国として、こういった事態にどう対応するのか。米国あるいはロシア、さらには中国に対して我が国ははっきりと物を言うべきではないか、働きかけるべきではないか、このように感じますが、河野大臣、どうでしょうか。