下地幹郎の発言 (予算委員会)
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○下地委員 玉城知事もこの決定には非常に喜んでいるというふうに思いますから、基地問題ではちょっと対立はあるかもしれませんが、沖縄の振興にできること、全てやっていただきますよう、よろしくお願いしたいと思います。
それで、ちょっとパネルを見ていただきたいんですけれども、このパネルを見ていただくとおわかりのように、沖縄の基地問題というのは、仲井真知事が承認をした、これがスタートになっているんです。稲嶺さんのときも承認はしていません。だから、承認をしたことから始まって、承認の取消処分を翁長さんになってやって、それから、きょうもいろいろ論議はありますけれども、国土交通大臣に対して防衛施設局長が請求を行う、執行の停止の申立てを行うというようなことが始まって、この執行の停止が、停止されるということが停止になっている。ちょっとわかりにくいですけれども、停止になっている。
それから、国と地方の係争委員会に行って、三つの裁判が行われて、三つの裁判が行われましたけれども、裁判官の和解勧告によって三つの裁判のうちの二つが裁判がおろされることになって、最終的な裁判でこの埋立承認取消処分は取消し、こういうふうな流れになっているんですね。
今回、これは仲井真知事が印鑑を押したものを取り消すという話なんです。しかし、今回のものは、取消しはもうできませんでした、しかし、仲井真知事が押したものから今日に至るまで条件が変わったので、この条件が変わったものについて埋立承認の撤回をやるというようなことを進めているんです。しかし、この撤回も、行政手続上は同じような経過をたどるんですよね。
そして、下の方に見ていますように、裁判は三つまた起こってくる。裁判が三つ起こって、その中でまた最終的な判断をするということになってきます。
私が、議会にいる者が裁判を予見することはできませんが、この裁判というのは類似型なので、この取消しの裁判が、こういうふうな最高裁まで行って政府の考え方が認められたものが、今回出された撤回の裁判でこの裁判が、まあ、逆転するとかというのは、そう簡単なものではないというふうに思っているんですよね。
また、今度、沖縄県が県民投票をやります。県民投票をやりますが、この県民投票においても、やはりちょっと問題がいっぱいあるんですよね。何で県民投票に問題点があるかといったら、やはり最高裁の判決で決まったものを県民投票をやるというのはどうなのか。やはり民意と司法の判断を沖縄県民にぶつからせるというようなことになるという意味においては、これはいかがなものかなというふうに思います。
また、憲法上も、違憲審査権というものが与えられていて、それに基づいて最終的に有権解釈権を有する最高裁の判決が出たというような意味においても、司法に訴えない段階での県民投票は、これは間違いなくいいですよ、いいです。しかし、司法に訴えて、最高裁の判決が出た後の県民投票というのはどうなのかということを二点目にやはり指摘しておかなきゃいけないと思います。
もう一つは、これは県民投票をやりますが、来年の、六カ月以内だから、三月とか四月とかになりますね。
埋立てのパネルがありますが、これは四十ヘクタールあります。四十ヘクタールありますけれども、今、もう国の方はこの工事を再開していますが、順調にいったとして、この四十ヘクタール、これは水深一メートルから二メートルぐらいで、造成量が百二十万立米。この百二十万立米、大体一カ月二十万立米ぐらいが、埋立て、能力的には可能だというと、これは来年の三月までには全部埋立てが終わっていますよ。三月までにこのままでいけば埋立てが終わっているものを県民投票するというのはどうかなと、これは誰しも思いますよね。
だから、そういうふうな意味においては、この県民投票をやるということも、私は合理性に欠けているんじゃないかと思うんですよ。
政府とけんかして、けんかという表現がいいかどうかは別にして、本当に辺野古をとめるんだったら、翁長知事にも言ってきたんですけれども、まず条例をつくるべきですよ。国が絶対にかぶさって法律ができない、憲法に書いてあるような条例をつくって、国と徹底的に対抗する。これが、沖縄県の知事が辺野古につくらせないと言うんだったら、やるべきことです。
それと、二つ目には、埋立認可の権限は県知事が持っています。だから、岩国の飛行場で十三回ぐらいの設計変更がありますが、辺野古の場合は三十回を超えると言われていますよ。
こういうふうな中で、仲井真知事が押したものを押さないと言うと、これはまた裁判をやったら負けますから、そうじゃなくて、これは慎重に審査をした上で押していきますよと言っても、これは審査の中で、押していくだけでも十年ぐらいかかりますね。
国と本当に勝負して勝とうと思うんだったら、県知事はこれをやらぬといかぬのですよ。しかし、県知事はそれをやらずして、裁判に訴えて最高裁で負ける。
そして、今度も、意味がないと言われたら失礼になるかもしれませんが、県民投票をやっても、もう終わっているかもしれないような県民投票をやる。私から見たら、この人たちは辺野古をとめようという気持ちはゼロですね。(発言する者あり)いや、ゼロ。本当にとめようと思う人だったら、こんな仕組みはやりませんよ。(発言する者あり)正々堂々とというのよりも結果を出す……(発言する者あり)静かにしておいてもらえませんか。意見を言っているんだからね。