猪口邦子の発言 (外交防衛委員会)
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○猪口邦子君 ありがとうございます。自民党、猪口邦子でございます。
本日、私は、経済上の連携に関する日本国と欧州連合との間の協定の締結について承認を求めるの件及び日本国と欧州連合及び欧州連合構成国との間の戦略的パートナーシップ協定の締結について承認を求めるの件につきまして、河野外務大臣を中心に質問申し上げます。
まず、なぜ自由貿易が戦後世界の中心的価値となったかを考えますと、そもそも、史上最大の戦争である第二次世界大戦は、交易の範囲を政治的に規定するブロック経済が行き詰まったことに起因したという戦争原因認識が少なくても戦勝国側に共有されたからであります。よって、戦後、国際経済体制を決定していく中で、無差別、多角主義的な自由貿易体制を支えるために、まずは通貨の安定と、また段階的な関税引下げを推進する国際機構が設置されます。関税引下げの関税貿易一般協定、ガットは、より包括的に自由貿易交渉を行う世界貿易機構、WTOへと発展しますが、世界大で関税引下げや投資等のルールを確定する力をやがてWTOは創出し、今日に至っています。
この間、主要国は、やむを得ず二国間の貿易協定、自由貿易協定を様々な国家同士で締結していくことで実践的に自由貿易主義を推進してきました。しかし、その中でも日本EU経済連携協定はメガFTAとも呼ばれ、EUが今まで結んだ最大の協定であり、六億人の人口と世界GDPの三割をカバーする巨大自由貿易圏を誕生させるものであります。
そこで、外務大臣にお伺いします。自由貿易主義の推進と日本EU経済連携協定の意義を大臣はどうお考えですか。また、この経済連携協定の交渉においてどのようなところが困難であったか。よろしくお願いいたします。